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Text by 小川顕太郎
2005年12月06日(Tue)

寒い日のジム
フィットネス

 寒い。雪が降つてゐる。霙が降つてゐる。こんなに寒くなると、ジムに通ふのがかなり億劫になつてくる。といふか、まづ布団から外に出るのが至難の業だ。あと、5分! あと5分! と心の中で念じながら、すぐに1時間、2時間と経つてしまふ。

 ううむ、歳をとつてただでさへ時間の進み方が早くなつてゐるのに、こんな時間の浪費をしてゐては……と、思ふのだが、起きた後にジムに行かなければならない、と思ふと、さらにあと5分! と思つてしまふ。しかし、もうすでに普段より1時間は遅れてゐるし、今日はジムに行くのを止めた方がいいのではないか? ただでさへ時間がないのに、俳句を作つたり日記を書いたりしなくてはならないのに、今からジムに行つてゐては、そのまま仕事に直行しなくてはならなくなるのではないか。…などと、ジムをサボる理由がいくらでも湧いてくる。いかん! こんな事では。…が、最後にひとつだけ、賭けをしようと思ふ。もし、今起きて外を見て、雪が降つてゐたら、いや霙でも雨でもいいけれど、それならジムに行くのはキッパリやめよう。てか、よー行かんわ。降つていなかつたら、まァ、行くよ。そりゃ。

 で、無理矢理起きて、外をみてみた。…降つてゐない。…行くか。

 ショーヘイくんも最近はジムに行くのが滞りがちで、それはまづ朝起きることができないからださうだ。ショーヘイくんは早い時間の会員なのだ。で、本日は、昨晩は野暮用で夜更かししてしまつたので、そのまま徹夜して朝一番にジムに行かう! と決心したのだといふ。外に出ると霙が吹き荒れてゐる。ヒーッと、泣きさうになつたけれど、意を決して自転車をこぎ出す。手足がかじかみ、身体中の震へが止まらないが、これもジムに着いて身体を動かせば収まる! と必死の形相で自転車を進める。いつもよりズウッと時間がかかつたやうな気がしたが、やつとジムに着いた。と、ジムは月に一度の休館日であつた。といふ。

 ショーヘイくんはその時、泣いたであらうか。

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