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 Diary 2005年3月12日(Sat.)

増税

 確定申告の準備がほぼ終はつた。後は提出するだけである。ホッと一息……にしても、今回から消費税を払はなくてはならないので、気分が重い。正確には今年の分は来年に払ふので、来年の3月に払ふ訳だが、1年先で良かつたー、などと喜んでゐる場合ではない。不況続きのこんな御時世では、消費税が適用されるやうになつたからと言つて、値上げ(消費税分をのせる)など出来る訳がない。結果として、売り上げ高は変はらないのに、納める税金だけが増えることになる。要するに純粋な増税。増税、増税、増税! とにかく最近の日本は増税の嵐だ。最低の時代と言つてよい。

 副島隆彦によると、現在の日本の税収は約42兆円。年間予算は約82兆円といふ事だから、約40兆円の赤字。こんな状態が何年も続いて日本はもうガタガタである。だから、なんとかこの赤字を埋めるべく、無駄な国家予算を削る…のではなく、税収を倍にしやうとしてゐるやうだ。だから、増税! 増税! 増税! なのだ。消費税も5%どころではなく、10%、20%、30%と上がつていくだらう。所得税も法人税も市民税も国民健康保険も国民年金も、みんなみんな値上がりするだらう。新たな税を設けて(老人税?!)、とにかく国民からお金を搾り取らうとするだらう。1000万人を超えると言はれる多すぎる公務員の数を減らせば、かなり財政は楽になるだらうに、それだけは絶対にやらない。いや、やれない、のか。橋龍の時から今の小泉まで、ズーッと改革! 改革! と言つてきたが、改革とは要するに公務員の数を減らすことだけれど、全くできてゐない。民間の会社ではリストラ(改革!)の嵐が吹き荒れ、中高年の自殺者が激増してゐるといふのに、公務員だけはヌクヌクと惰眠を貪り、増税! 増税! でみんなから搾り取つて、自らの給料を確保しやうとしてゐる。公務員とは公僕(パブリック・サーバント)なのだから、国民のために尽くすべきなのに、逆のことが行はれてゐる。最低だ。増税するなら公務員の首も切れ! …と、興奮しても詮無い。確定申告は15日までです。

小川顕太郎 Original: 2005-Mar-16;