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 Diary 2004・12月21日(Tue.)

ソーシャルネットワーキング

 ベッチ来店。ソーシャルネットワーキングにハマッてゐるさうだ。ソーシャルネットワーキングとは、ブログと並んで現在ネット界で大流行してゐるもののやうで、なんでもネット世界に友だち同士でコミュニティをつくることだとか、匿名性を排した巨大掲示板だとかなんとか色々と私も説明を受ける訳だけれど、これもブログ同様、いまひとつ具体的にパッと分からない。それは、言葉では説明しにくいから分からないのか、こちらに分かる気(興味)がないから分からないのか、もちろんその両方な訳だらうが、そもそも私がかうやつてパソコンに向かふのは、書きたくもない日記を書かねばならない時がほとんどな訳で、その時の私は絶望・憎悪・焦燥・嫌悪・悲しみ・嫉み・妬み・自暴自棄・殺意と、あらゆるマイナスの感情が発露してをり、それがインターネットを通じて世界にばらまかれる訳だから、もしここが世界の中心なら私は愛を叫ばねばならないだらう。いま、この瞬間、イラクで、パレスチナで、スーダンで、サウスセントラルで、ゲットーで、北朝鮮で、日本のあらゆる家庭で、「おれはみんなを愛してゐる! 本当に、お前たちみんなを愛してゐる!」。ジャム・カレット。愛は悲しみや憎しみを切断するだらう。が、パソコンを閉ぢれば、相変はらず殺戮は続いてゐる。といふ事に気づく。

 これがソーシャルネットワーキングだと思ふのだけれど、違ひますか? あ、違ふ。さうですか。

小川顕太郎 Original: 2004-Dec-23;