Diary 2003・8月27日(WED.)
タカハシくん帰阪
タカハシくんが、わずか三日といふ短い東京滞在を終えて帰阪した。お土産に、靖国神社で購入した、薔薇の花がガラスの中に封じ込めてある置物、を貰ふ。さう、タカハシくんには、是非靖国へ行くやうに薦めておいたのだ。で、感想は?
「なんか、右翼の車がたくさん止まつてゐて、怖かつたです」
なるほど。他には…東京タワーは? 行つた? あ、さう。どうだつた?
「なんか、ボクは高所恐怖症だから、怖かつたです。すぐに降りちやいました。」
さうか。…怖がつてばかりゐるなあ。そんなに怖かつたか、東京は。
「怖かつたです! 中野で友だちと待ち合はせたんですけど、1 時間くらゐ早く着いてしまつて、夜中だつたんですけど、メッチャ怖くて。人目につかない物陰でジッと身体を小さくしてゐました。からまれたりしたらイヤだし、ズウッと下を向いて…」
…大変だなあ。
その他に、タカハシくんが友だちと一緒に廻つた所は、まあ、想像通りの場所だ。原宿の裏! とか、六本木ヒルズとか、東京都庁とか、渋谷とか。それらを十分に堪能したのか、どうなのか。タカハシくんの放心したやうな顔を見てゐるだけではいまひとつ分からない。たぶん、情報が入りすぎてオーバーヒート気味なのだらう。しかし、晴れてゐたにも関はらず、行きも帰りも、新幹線から富士山を観ることが出来なかつたのは残念だなあ。本人は絶対に寝てゐないと主張してゐるけれども、寝てゐたんだらうな、多分。
東京か。久しぶりに行つてみたいやうな。もちろん、靖国とかですが。
小川顕太郎 Original:2003-Aug-29;