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 Diary 2002・9月3日(TUE.)

JUDY CLAY

 久しぶりに 7 インチを買った。ここ半年くらいは手元不如意で、かといって音楽は聴き続ける訳だから、2 分ちょっとで何千円もするシングル盤より、1500 円前後で 1 時間以上も楽しめ、且つ店でかける事の出来る CD 盤の方ばかりを買ってしまい、シングル盤のリストは郵便で届くなり封も空けずにゴミ箱に放り込んでいた。見れば欲しくなるのは分かっていたから。が、次回 9 月 13 日の「ソウルサバイバーズ」で DJ をする事が先日判明し、というのもクラタニくんはいつもの事ながら「次回お願いします」といった事を言わないもんだから、私は「ソウルサバイバーズ」のチラシをなんとなく眺めていて、そこに自分の名前を見付けてビックリしたという次第なのだが、それはさておき、半年ほどシングル盤を買っていないという事は、ここ半年ほどは DJ をする時は同じネタでグルグルまわしていたということで、そろそろそれも限界か? という思いが卒然と沸き出でて、実はそれは久しぶりにシングル盤を買いたいという気持ちの変形したものだったのかもしれないが、とにかくリストを開けて何枚か買ってしまったのだ。それも JUDY CLAY を 3 枚。JUDY CLAY と言えば、セプターやスタックスからレコードを出しているサザン・ディープ系の歌手ではないか、ノーザンやないやろ! やはり「DJ うんぬん…」というのはレコードを買うための口実だったのか…と、非難する向きもあるかもしれないが、ちょっと待ってほしい。実は JUDY CLAY にもノーザンソウルクラッシックになっている曲があるのだ。『YOU BUSTED MY MIND』というセプターから出している曲がそれで、私はそれを買ったのだ。これをサザン・ジャンプナンバーと日本では言っているかもしれないが、ノーザンソウルシーンではクラッシックとして愛されているから、いいのだ。確かにノーザンビートが効いた佳曲である。で、残りの 2 枚は? と問われるとちょっと返答に窮するのだが、スタックスから出たディープバラードで、ま、いいじゃないか。おまけということで。そういえば JUDY CLAY の姉妹であるディオンヌ・ワーウィックが、先頃麻薬所持で逮捕されたようだ。このことは雑誌「bmr」の先月号の記事で知ったのだけれど、そこで紹介されていたディオンヌ・ワーウィックのフィリー詣で盤『THEN CAME YOU』を、ワークショップレコードで買った。レコードを買うためのお金を作るためにレコードを売りに行ったのだが、あいにくナエムラさんは不在、かわりにハマチさんが居て、そのまま帰るのも業腹だったのでレコードの棚を漁っていると、たまたま見付けたのだ。オリジナル盤で 1800 円。ま、いいか、と買って帰り、聴いてみると、笑えるぐらいフィリーだった。ははは。というわけで、いまオパールに来ると、ディオンヌ・ワーウィックのフィリーソウルが聴けます。

小川顕太郎 Original:2002-Sep-5;