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 Diary 2002・11月29日(FRI.)

ドナルドダック

 私とトモコとババさんとヤマネくんで、映画『ジョン Q』の主人公の息子である少年は、なぜボディービルダーに憧れているのか? と激論を交わしていた。ババさんは「笑いをとるためか?」と憮然として語り、トモコは「いまアメリカの子供達の間で流行っているんじゃない」と適当に語り、私は「ラストシーンのための伏線なんだよ」と熱を込めて語った。そしてヤマネくんは「このあいだ、仕事場にサッシ屋を名乗るおじさんが訪ねてきたんですよ…」と語り始めたのであった。

 そのおじさんは、営業にやってきたと思われたのだが、自己紹介から「実はボディービルをやっていまして…」と言う話になったところから暴走しはじめ、「シュワルツネッガーにも会ったことがある」とまで言い出したので、ヤマネくん達は思わず身を乗り出してしまったのだそうだ。それはまだシュワルツネッガーが俳優として有名になる前のはなし。京都でボディービル大会をやった時、ボディービル界では伝説のチャンピオン、シュワルツネッガーを呼ぼうという話になり、実際に呼んだのだという。そして宝ヶ池ホテル(だったかな?)でシュワちゃんを囲んで懇親会をひらき、いざお開きとなった時、仲間の誰かの車が溝にはまっている(パンクしていたのだったかな?)のが判明、ジャッキがなかったので、皆で持ち上げようとしたら、シュワちゃんが「オレひとりで十分」と手振りで示し、本当にひとりで車を持ち上げたのだ! その時、シュワちゃんのしていたぶっといベルトが千切れてはじけ飛んだのだそうだ。うーん、凄い。で、この話は『ジョン Q』とどう結びつくのかな?

 マツヤマさん来店。「ボクが北海道に居た頃、よく行っていたハンバーグ屋さんがあるんだよ、『ドナルドダック』という名前の」と語り出す。「ところが、ほら、ディズニーランドが日本に出来てから、ディズニー関係の名前を付けることが禁止されたじゃない、登録商標か何かの関係で。で、それまでディズニー関係の名前を付けていた所もみんな名前を変えさせられたんだよ。『ドナルドダック』もしかり。さあ、ここで問題です。『ドナルドダック』は、なんという名前に変えたでしょうか?」

「あ、分かった」とベッチ。「『びっくりドンキー』でしょう? 確かあそこ、北海道が発祥の地のはず」「正解!」

 ちなみに、北海道には「ディズニーランド」という名前のカット屋さんもあったそうなのだが、そこは「デニーズランド」と名前を変えたのだそうだ。

 可能涼介が、大西巨人関係の資料をいくつか送ってくれる。その中に「『神聖喜劇』の読み方」大高知児編著(晩声社)から採った、「神聖喜劇」の舞台となった当時の対馬要塞及び当時の大西巨人を含む兵隊の写真などがあり、興味深くみる。ほう、これが東堂太郎か…、いやいや違う、これはあくまで大西巨人氏であって、東堂太郎ではない。えーと、大前田軍曹は写っているのかな‥‥? などなど。

 もう、11 月も終わる。

小川顕太郎 Original:2002-Nov-31;