Diary 2002・6月17日(MON.)
てれたび
ノガミくん & ジュリさん来店。ノガミくんは「オレはトルストイという名の酒があったら、飲みたい」と言う。私が、そのようなものはない、と答えれば、「『戦争』のジャスト『平和』で、あるいは、『平和』のジャスト『戦争』で、お願いするわ。どちらにしても、同じ味なんだよなあ」と、最初から飛ばしている。調子の良い時のノガミくんは本当に常に喋っているが、今日の調子は中の上ぐらい。かなり苦しいこじつけも駆使しながら、とにかく途切れなく喋り続ける。「『てれたび/ザ・ロードムービー』という映画を作ろう。ジュリちゃんが、とにかく照れる旅を続ける様を撮った映画。観てる側も、思わず照れてしまうようなやつ。9 時間 45 分で、北野天満宮で上映するんねん。うーん、知恩院でもいいけど、それは悩む所やなあ…」「悪いけど、私は忙しいから、そんなんに付き合っている暇はないわ」とジュリさんに軽くいなされても、「カラオケ屋『満天星』の宣伝は狂っているで、あれはほんとに凄いと思うわ。ラジカセをいれた鞄を、橋とか道の柵とかに鎖で結びつけて、一日中、宣伝を流しているねん。雨の日は、鞄の上に傘がさしてあるねん。『演歌サバイバーズ』も、『満天星』でやったら?」と、留まるところをしらない。最後には、「あー、もう、うんざりや! 自分自身にうんざりする。あー」と言って、ジュリさんとともに帰っていった。
うーん、ワールドカップのテレビ放映をやっても、あんまりお客さんが来ないなあ、と愚痴をたれていたら、コーヒー豆を持ってきたオオヤさんが「オパールの『未来くん』コレクションを一挙展示して、『大未来くん展』をやったらどうです? お客さん、来るんとちゃいますか」と言う。ううむ、来るかなあ、そんなんで…。
小川顕太郎 Original:2002-Jun-19;