Diary 2002・2月8日(FRI.)
空白
本当を言うと今日は空白だ。昨日の 23 時に床につき、明日の 0 時過ぎに目が覚めたのだから、空白なのだ。一日病に臥す、と書いて終わりにしたいところだが、この日記の性質上、そういう訳にもいかない。で、ウエナカさんから聞いたこんな話を書いて、誤魔化してみる事にする。
警察が、容疑者(殺人)に対して行う心理試験というものがあるらしい。それは例えばこんな話。ある一家の主人が死に、その葬式が行われた。その葬式に来ていたある人に、未亡人が一目惚れをしてしまった。のちに、この未亡人は自分の息子を殺すことになったのだが、それは何故か? というもの。
この質問に対して、殺人犯ではない人は、「息子が邪魔になったから」と答えるらしい。で、殺人犯はなんと答えるかというと、「息子の葬式でまたその人に会えるだろうから」と答える、という。
うーん、なーんか、この話、聞いたことがあるようなないような。もしかしてこれは都市伝説のひとつですか? もっともらしいけれど、八百屋お七は犯罪気質の人間で、だから丙午の女性を伴侶にすると殺される、という迷信にまで話が飛びそうで胡散臭い。だいたいこんな心理試験を本当に警察がやっているのかどうか。やっても、これだけじゃあ、犯罪を証する事にはならないんじゃないか。江戸川乱歩じゃあるまいし。まあ、警察は何をやっているか、分かったもんじゃありませんが。
本日の日記はこれにて終わり。
小川顕太郎 Original:2002-Feb-9;