Diary 2000・3月29日(WED.)
Made in KYOTO
今月号のエルマガジンに、「Made in KYOTO 京都クリエイティヴの風景」という特集が載っている。
これは「京都がここ最近、再び熱い」という前提のもとに、京都のクリエイター達やお店を紹介したものだ。オパールも紹介されているのだが、ここに紹介されている人や店は、見事なまでにほとんど知っている。そういう事情もあってか、私は「京都系」といった言葉も含め、こういった「京都がここ最近、再び熱い」というような話を「京都幻想」と日記に記したのだが、そもそも本当にそんな幻想が成り立っているのだろうか。ネタに困ったメディアが適当にでっちあげて記事にしているだけで、こんな話を信じている人なんてほとんどいないのではないだろうか。
などという事を、ここ数日暇なオパールで、ぼんやり考えていると、「Made in KYOTO」特集でも紹介されたパット・ディテクティヴのナホちゃんが来店。本人に考えをきいてみる。
「よく分からないけど、京都系とかいわれている人達はヴィジュアルがいけてない人が多いから駄目だと思う。」と厳しいお言葉。
オリーブの京都系特集では紹介されたものの、今回の特集には入っていないロマン座のマツヤマさんも来店。なんだか嬉しそうだ。マツヤマさんの意見。
「もう、ボクが焼鳥屋に通ってるとか言わないでよ。数回行っただけなんだから」。次回の 4 月 6 日に行われる京都系? イベント「クルージン」では、大々的にマツヤマさんが DJ をする。その事についてはどう思っているのだろうか。
「ロマン座では丁稚を大募集。給料がなくても、しっかりしたカットの技術とセンスを身につけ、将来はロマン座の暖簾分けをしてほしいという有志はマツヤマまで」。
京都幻想は果たして本当にあるのだろうか。
小川顕太郎 Original:2000-Mar-31;