京都三条 カフェ・オパール Cafe Opal:Home

HOME > diary > 00 > 0330
 Diary 2000・3月30日(THU.)

ノーザンソウルだよ全員集合!?

 エルマガジンをみていると、家の側に「クチーナ・イル・ヴィアーレ」というレストランができているのを発見。せっかくの休みだし、いつもいつも夕方まで寝ているのもなんなので、ほとんど睡眠をとらずに起きてランチを食べにいく。

 シンプルな店内。ビートルズのおそらく有線放送が流れている。メニューは A コースと B コースの 2 種類のみ。前菜とパスタとドルチェとエスプレッソが A コースで、これにメインディッシュが加わったものが B コースだ。量が少ないので、いささか高いと感じたが、味の方は絶品。ソースはオリーブオイルのみ、味付けも必要最小限、という今時珍しい我々好みの料理法を十分納得させるだけ、食材がいい。最近の店は、なんでもかんでもとにかく砂糖や味醂をダバダバいれて甘く味付けをしているので、こういった店はほんとうに貴重だと思う。食用ホオズキというのを初めて食べたのだが、見た目もかわいいし味も良し。頑張ってほしい。

 そのまま久しぶりにトモコとあたりをブラブラ散歩。なんだか物足りないなあ、と話しながら烏丸のあたりまで来た所でお蕎麦屋さんの看板が目にはいる。思わず中にはいって蕎麦を食す。

 お腹もいっぱいになった所で、側まで来たからと中古レコード屋「POCO A POCO」に寄る。ここで私は MACY GRAY 「ON HOW LIFE IS」や OL'DIRTY BASTARD 「N ★★★ A PLEASE」などを購入。全て CD だ。ところがトモコはレコードの 7 インチばかり漁っている。こんな所でまで 7 インチを漁らなくても、と思っていると、とんでもないものを探し出してきた。「ザ・スパイダースの大進撃」。これは昔、GS のレコードを集めていた頃に探していたものだ。ザ・スパイダースには「メラ・メラ」という無茶苦茶かっこいい曲があるのだが、それはこのレコードにしか入っていないのだ。盤の状態は良くなかったが、2500 円と安かったので購入。今頃になってこんなものを手にいれられるとは。

「蔦屋」という珈琲屋に入る。なかなか雰囲気のいい店。ちなみにここではカプチーノを「カフェ・ラテにココアパウダーを振りかけたもの」としていた。さらに付け加えると、ここのカフェ・ラテはミルクが泡だっていた。

 家に帰って洗濯をし、仮眠。本当は今日はみなみ会館に「シュリ」を観にいこうかと思っていたのだが、寝過ごす。噂に聞く限りかなり酷いしろものらしいのだが、あんまり騒がれているので観ておこうかと思ったのだ。しかしやはり、酷いといわれているものを、批判をするため、あるいはもしかしたら面白いかもしれないという一筋の希望を持って観にいくのはかなりかったるい。無意識に寝過ごしたのかもしれない。

 夜の 10 時頃にヤマネくんと会い、野暮用を済ませてから、焼き肉を食う。その時にオイシンも呼んだのだが、オイシンは「シュリ」を観てきていたので、感想をきくと「面白かった!」と答える。なるほど、やはりつまらん映画だったのだなと確信する。

 ヤマネくんと別れ、私とトモコとオイシンで「WELLER'S CLUB」へ。今日はクラタニくん達が「ノーザンソウルだよ全員集合!?」という 100 %ノーザンソウルのパーティーをやっているのだ。これはキタアキくんとマイちゃんがロンドンへ行ってしまったため、「ヌードレストラン」がお休みしているのだが、それに我慢できないシュウヘイくんら若い子達がクラタニくんをたきつけて行ったパーティーだ。そういう理由もあってか、人数は少ないが非常にノーザン濃度の高いパーティーとなった。私も先程食べた石焼きビビンバを吐きそうになりながらも踊る。クラタニくんが、先日トモコからひそかに聞き出したトモコのフェイバリットナンバー、EDWIN STARR の「YOUR MY MELLOW」をさりげなくかけたりして、狭く人数が少ないが故の親密なパーティーとなる。結局時間も 1 時間程延長。非常に楽しい夜だった。

> 4 月 1 日掲載「親族会議

小川顕太郎 Original:2000-Apr-1;