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 Diary 2000・7月16日(SUN.)

皆既月食

 昨日が結構忙しかったので、宵山である今日は気合いを入れて臨んだのだが、暇だった。ううん分からんものだ、とガラ〜ンとした店内をみつめながら呟いてみたりする。

 クラタニくん来店。会社勤めが始まって 2 週間ほどたった訳だが、具合はどんなもんなのだろうか。「いやあ、やっぱ朝早いのが辛いですわ。ギリギリまで寝てますからね。もう毎朝原チャリで飛ばしながら髭剃ってますから」との事。危なくないか? 「いや、これが結構いけるんですよ。それでこの間は靴下を履くのに挑戦したんですよ。でも靴下はさすがに…。信号の停止時間が短すぎて、途中で靴を片手に、靴下を履きかけのまま走ってましたからね、このまま青信号が続いて会社まで着いてしまったらどうしようかと思いましたよ。」むむむ、なんか凄い。この調子だとそのうちに、原チャリを運転しながらスーツに着替えるようになるかもしれない。現在クラタニくんは、髭剃りや歯磨きを常備できるように原チャリを改造する構想を練っているそうな。

 クラタニくんの話をもうひとつ。クラタニくんは会社の面接の時に、多少のはったりは必要だと、「イギリスに語学留学していたので、英語がペラペラです。」と答えたそうなのだが、こんな京都の田舎の小さな会社でそうそう英語なんて必要ないやろうと高を括っていた所、この間いきなりアメリカからのお得意さんの接待をさせられたそうだ。クラタニくん曰く、日常会話はなんとかなったのだそうだけれど、商談の通訳がもうチンプンカンプンでムチャクチャだったそうだ。「やはり英語と米語は違いますねえ」とか言ってごまかしたそうだが、内心は冷や汗もので大変だった模様。

 クラタニくんは言う。「日本にまで商売で来てるんやったら、日本語ぐらい勉強してこい!」

 本日は皆既月食。が、そんな事は何の関係もなく一日は終わっていった。昼間からそれほど空模様は良くなかったが、見れたのだろうか?

 閉店後、外に出ても昨日ほどは人がいない。明日がいよいよ祇園祭ですか。

小川顕太郎 Original:2000-Jul-17;