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 Diary 2000・1月21日(FRI.)

ソウルサバイバーズはじめ

 珍しく早番で入り、店を開ける。もちろん今晩の「ソウルサバイバーズ」に備えて、早番なのだ。私がやたらとノーザンソウル! ノーザンソウル! と騒ぐので、オパール周辺ではにわかノーザンソウルブームが巻き起こり、今夜はオパール軍団でコラージュを襲うことになったのだ。いや、もちろん私は自分の趣味を他人に押しつける気は毛頭ない。確かにノーザンソウルは素晴らしいが、趣味の問題でもあるのは確かだ。それでも私は自分の周りにいる人達には、ひとりでも多くノーザンの魅力に触れて欲しいと思う。その結果、ノーザンの良さがさっぱり分からなかったり、良いとは思ったけれども結局もとの自分の趣味に戻った、という人がたくさんいても、それはそれで一向に構わないのだ。その人達と、一晩だけでもノーザンソウルという「魂」に触れたということ、それが重要なのだ。などと最初から飛ばしつつ、皆の到着を待つ。

 まずはジンくん、続いてアキラさんが来店。この二人とババさんは、メトロにもはしごするクラビング組だ。そのババさん、ベッチオイシン、マキさん、そしてマチデくんが次々来店。これらにオイシンの女友達 2 名を加えて、これが今夜のオパール軍団の主メンバーだ。めんどくさいから詳しく書かないが、皆バラバラに時間差でコラージュに向かう。私とトモコ、ベッチ、マキさんが着いたのは 0 時を少しばかり過ぎた頃。前回同様 R & B が我々を迎えたのであった。

 ノーザンソウルを愛し、踊りまくる人達の事を、「オールナイター」という。もちろん一晩中踊り狂うからそういうのだが、実際のところ私などは一晩中、最低でも 5 時間以上踊らなければ真の快楽にたどり着けない。最初の 3 時間は助走といった感じだ。今日もちょうどキタアキくんの DJ の途中あたりで、フッと何かが飛んでいき、体が軽くなった。こうなると気持ちの上では空中とかを飛べそうになるのだが、まあ実際には無理でしょうな。

 今日思ったこと。この「ソウルサバイバーズ」は、たぶん一晩中踊ることを前提に、一晩を一単位として構成されているのではないだろうか。例えば普段メトロなどで行われているようなイベントは、真ん中ぐらい= 0 時〜 1 時あたりにメイン DJ を配し、そこでドーンと盛り上げ、あとはなだらかにクールダウン、といった構成にしている場合が多いように思う。だが「ソウルサバイバーズ」は一晩踊り抜くのが前提なので、0 時〜 1 時といえば、まだ助走段階なのだ。実際この段階では R & B が流れていて、ノーザンではない。故にババさん達クラビング組には少々きびしかったようだ。ううん、これは難しい問題だ。私などは朝に向かってじょじょに盛り上がっていく感じも捨てがたいのだが。これはイベント主催者であるクラタニくん・イチモトくんに是非とも意見を聞いてみたいものだ。

 印象に残ったのは、キタアキくんの弟分的存在であるイズミくんが初のノーザン DJ をやったこと。若々しくて良いプレイ。最後にはロンドンに行ってしまうキタアキくん & マイちゃんを送る曲を流したりして。またそれに感激したキタアキくんが涙ぐんだりして。

 今日も朝まで踊った。最後の 1 時間はもう足が痛くてどうにかなりそうだったけれども、クラタニくん・イチモトくんの熱の入ったプレイに応えるべく、踊りきった。心地よい虚脱感。

 帰りには、トモコ、マキさん、ベッチ、オイシン、マチデくん、で木屋町の「悟空ラーメン」に行く。そこでパスタラーメンというのを食す。ラーメンの麺がパスタなのだ。結構うまい。お酒も飲めて大満足。うーん、疲れた。

小川顕太郎 Original:2000-Jan-23;