2006年01月02日(Mon)
輝け! 2005オパール映画ベストテン vol.2 [ベストテン]
9位『オペラ座の怪人』
- BABA
- こ、これは! ヤマネ君が一人だけ上位に選んだために、こんなところに。僕は全く駄目でした。
- ヤマネ
- あれ!? BABAさん入れてないじゃないですか! 2005年は『オペラ座』に始まり、『オペラ座』でスタートした一年なのに!
- BABA
- …って始まってばっかりやん。
- ヤマネ
- いやー、『オペラ座』めっちゃいいじゃないですか。エイミー・ロッサムの歌が相当にいいでしょ!? オパールも名前を変えて「カフェ・オペーラ」にするべきです!
- オガケン
- ……。
- ヤマネ
- そういえば最近のオパール店内の雰囲気は『オペラ座』の影響を受けてるんでしょ! 『オペラ座』ブームの今がチャンスですよ!
- オガケン
- …全然受けてないし。
- BABA
- でもファントムの人、歌、めっちゃ下手やん。小太りなのも気にかかる。ファントムがカッコよくないのが許せないなー。『ファントム・オブ・パラダイス』のイメージが強いので、マスクのデザインがモッサイのも萎え萎えですよ。
- ヤマネ
- 小太りファントムは、ジェラード・バトラーですね。頑張ってたじゃないですか!
- BABA
- ジェラード・バトラーって聞いたことあるなー。他に何か出ていた?
- ヤマネ
- 『オー! マイキー』に出てましたよ!
- BABA
- ってマネキンかい! あ、わかった 『DEAR フランキー』。「キー」しか合ってへんし。『DEAR フランキー』は、ほんのり良い映画。
- ヤマネ
- それと一昨年の超話題作『タイムライン』に出てました。
- BABA
- って『タイムライン』は投石機しか記憶に残ってないし。そういえばあれを超える投石機は、去年も現れなかったなぁ。残念だなぁ。
- ヤマネ
- 『キング・コング』にも投石機は出てませんでしたからね。ピーター・ジャクソンはきっとリベンジを誓ってますよ。きっと『タイムライン』をリメイクしますよ!
- BABA
- それはない。
- ヤマネ
- 『タイムライン』のことなんてどうでもいいじゃないですか! 『オペラ座の怪人』の話しましょうよ!
- BABA
- ……。どうぞ。
- ヤマネ
- ミュージカルが駄目な人にとってはただの芋くさい映画ですよね。タモリが世の中で一番嫌いなもの「ミュージカル」って答えてましたし。
- BABA
- ミュージカルっても、『シェルブールの雨傘』は好きなんだけどなあ。格好いいし。『オペラ座の怪人』は、ダー! ダラダラダー! と、劇場がサラッピンに変わるオープニングはカッコよかったけど、そこだけ。話が幼稚すぎますよー。
- ヤマネ
- わかった! BABAさんは本当は「怪人」が怖かったんでしょ? ケンタロウさんも怖がって観にいけてないし。
- BABA
- 全然怖くないし。っていうかもっと怖くないと。
- ヤマネ
- んーもう! 話がかみ合わないなー! 映像もまるでヴィスコンティ、豪華絢爛、ストーリーものめり込んでしまいました!! でも! なんといっても楽曲が映画史上、最高でしょう!
- BABA
- …そうかなー? 曲がいいといえば…‥『チャーリーとチョコレート工場』!
8位『チャーリーとチョコレート工場』
- オガケン
- …うまく話を変えましたね。『チャリチョコ』最高! ウンパ・ルンパ素晴らしい!
- BABA
- しつこいぐらい曲をまるまる聞かせますからね。大半のお客さんは、「いつまでやってんねん!」って思ったはず。
- オガケン
- そこがいいんですよ。ストーリーを完全に停滞させているところが。場面によって楽曲のスタイルがガラリ変わりますが、どれもこれも完成度が高い。ダニー・エルフマン凄いな、と改めて感心しました。
- ヤマネ
- オープニングからダニー・エルフマン節が全開でしたね! 確かに音楽はめちゃ良かった。帰りにすぐサントラ購入しました! ちなみに『オペラ座の怪人』もサントラ買いました。
- BABA
- でもヤマネ君『チャリチョコ』選んでないじゃん。代わりに『コープス・ブライド』選んでるじゃん。僕も最後までどっちをベストテンに入れるか迷ったんですけど。
- オガケン
- 『コープス・ブライド』は、完成度では『チャリチョコ』を上回ってましたからね。私の場合、その「ウェルメイド」感が物足りないんです。さらさらーっと流れちゃう。
- BABA
- 上映時間も短いし。やっぱり映画にはどこか退屈寸前のタメがあった方がよい。
- オガケン
- そういう点で趣が少ない。『チャリチョコ』は一分おきに何かひっかかる。観ていて「お!」とか「う!」とか唸つてしまいました。「ああ!」とか「む!」とか「は!」とか。
- ヤマネ
- 迷惑な客ですね。
- オガケン
- しまいにはウンパルンパに合わせて踊ってたから。
- BABA
- ああ、ケンタロウさんもでしたか!? ボクも踊りました。
- ヤマネ
- …。『チョコレート工場の秘密』は僕が小学生だったときの愛読書なんですよ。だから色々、想像が膨らんで、工場がもっともっと凄ーいことになってたんです。それが今回は、ありゃーって印象で。原作ファンって損しますよね。
- BABA
- なるほど。…なら、ヤマネ君が映画化すればいいじゃん。
- ヤマネ
- よーし…。
- オガケン
- そういえば大槻ケンヂが、ティム・バートンは江戸川乱歩に似ている、と言ってましたが、その伝でいけば『チャリチョコ』は『パノラマ島奇譚』ですね。ああいった世界が好きな人にはたまらない。陸の孤島、チョコレート工場で繰り広げられる奇妙奇天烈怪奇幻想の世界! 小人も出てくるし、毛だらけの人も出てくるし、人形も出てくるし…。
- ヤマネ
- うーん、ボクは乱歩よりダールかな、やはり。ピノキオよりヒノキオだし。
- BABA
- 少し無理矢理な続け方ですが、つづく。
つづく…
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