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Text by 小川顕太郎
2006年03月05日(Sun)

RIZEせな
映画

 コータローくん来店。

「『RIZE』最終日滑り込みで観てきました。やー、良かつたですね」

 でせう? 最高だよね、『RIZE』。

「あんなハードな所があるんやなぁ、て。いや、そりヤ、知識では知つてゐましたけど、実際にその映像とか見せられるとね。普通に歩いてゐるだけで、殺されるとこなんて」

 ほら、ハッシーがあそこら辺に行つてきたぢやない。コンプトンとかサウスセントラルとか。やはり、昼間から誰も歩いてゐないらしいよ。もの凄く閑散としてゐたみたい。

「さうでせうねー。ボクの友だちでも、ケニアのナイロビに住んでゐる奴がゐるんですが、もの凄く危ない、て言つてました。夜の20時以降は絶対に外を歩いたらダメださうです。昼間も、気は抜けないと。ナイロビなんて、アフリカでも一、二を争ふ大都会ぢやないですか。」

 ううむ、やはり貧しい所、差別・搾取・抑圧のある所は環境が悪化するんだらうな。全てのしわ寄せがくる、といふか。アメリカ国内だと、コンプトンとかサウスセントラル。世界規模になると、アフリカとかになるのかな。アフリカ、無茶苦茶だもんな。ほとんど内戦状態のところも多いでせう。雑誌「新潮45」の曾野綾子の連載でもアフリカの事はよく出てくるんだけど、ホント凄い。暗澹たる気持ちになるよ。自分達がいかにぬくぬくと、この日本で暮らしてゐるか、といふのを思ひ知らされる。いや、ま、自分らなりにはハードなんだけど。

「でも、そんな状態の所で、ダンス、といふ選択が出てくるのが黒人たちの凄いところですよね」

 全く。もう、カッコ良すぎて、涙が出てくるよ。

「ワハハ! 泣くな、泣くな。トミー・ザ・クラウン、大男のくせに泣くな!」

 RIZE、せななァ。

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