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Text by 小川顕太郎
2006年03月25日(Sat)

生原稿流出
etc

 東京にゐる友人から聞いたのだが、どうやら私の書いた生原稿、この「店主の日記」の生原稿が神田の古書店で売られてゐるらしい。え? 「店主の日記」の生原稿? と、疑問に思つた人のために説明すると、私は恐ろしく機械オンチなので、いまだにパソコンを使ひこなせず、「店主の日記」は自筆で原稿用紙に書いて、それをババさんに渡して、サイトに載せて貰つてゐるのである。

 その生原稿がどういふ経緯でか流出し、古書店で売られてゐるといふのだから、これは穏やかではない。ハッキリ言つて非常に困惑してゐる。何故なら、これもまた説明が必要となるのだけれど、実を言ふと、私は「店主の日記」を毎日大体、原稿用紙にして20〜50枚くらゐ書いてゐるのである。それをババさんがチェックして、削つてから載せてゐるといふ訳だ。と、いへば、どれほどの量が削られてゐるか、分かるだらう。さう、ほとんどが削られてゐる。どうも私は人間が出来てゐなくて、文章のほとんどが他人に対する罵詈雑言、誹謗中傷、僻み、やつかみ、嫉妬、愚痴、泣き言、呪ひ、殺人計画、犯罪予告、テロ指示書、賄賂の要求、などになつてしまふので、それをキチンとババさんが削つてくれてゐるが故に、なんとかやつていけてゐるといふ訳なのである。それが、その元の文章が残つたままの原稿が流出すれば、これは大問題である。多くの人が怒り、困惑し、悲しむだらう。これは非常に悪質な事件だと思はれる。しかも私の原稿は、1年分でたつた100万円で売られてゐるといふ。村上春樹より安いではないか! …いや、それは当然か。

 とにかく、私の生原稿が売られてゐるのをみつけた人は、決してそれを買つたり、読んだりしないで下さい。気分が悪くなりますよ。もし、どうしても欲しいといふ人がゐるのであれば、私自身がオークションにでも出しますから、それを落札して下さい。最低落札価格は100万1円からの予定です。

この日記は2006年4月1日に公開された。

Comments

投稿者 キキリン : 2006年04月01日 10:40

  1日に、20枚から50枚書くとはすごいですね。驚きです。

投稿者 キキリン : 2006年04月01日 10:41

  1日に、20枚から50枚書くとはすごいですね。驚きです。

投稿者 Betch : 2006年04月01日 11:10

では、100万2円で入札します!

投稿者 M aka.ラカワ : 2006年04月02日 15:24

では、100万3円!

投稿者 店主 : 2006年04月03日 05:39

キキリンさん、ベッチ、ラカワくん、今年も下らない私のエイプリルフール日記にお付き合ひ頂き、ありがたうございました。
お礼として、3人には“店主の日記生原稿”を差し上げます。(ウソ)

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