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Text by 小川顕太郎
2006年03月09日(Thu)

俳チェン5
俳句

 俳句チェンバー5回目。時間がないので駆け足で。

 まづ、今回の会で金賞を獲つたのは2句。ひとつは捨松(仮)さんの句で、

春疾風かけぬけて発つまづ一歩

 なるほど。しかし、私はこれは選ばず。何故なら、この句は高浜虚子の有名な「春風や闘志いだきて丘に立つ」を思ひ起こさせるからです。で、どうにもそれの二番煎じ感がある。なかなか上手な句だとは思ふのですが。

 もうひとつ、同じく金賞を獲つたのは、ぽーさんの句で、

沸点の紅梅独りしんとして

 これは私も一番に選びました。イメージがガン! ときて、明らかに一頭地抜いてゐると感心しました。ま、他の作品が今回はいまひとつ、といふ事もあつたのですが。ッて、なんだか偉さうですね、私。はい、もちろん私の句もダメでした。

 あと、次点で銀賞、いや、銅賞になるのかな? は、子狸さんの句で、

窓際に腰掛け読書春の雲

 といふもの。うむ、いやー、これ、なかなかいいね。私も選びましたよ。その、なんといふか、一寸頭の足りない感が、春の駘蕩とした雰囲気に合つてゐる、といふか。頭のネジが緩んでゐる感じがね。

 ま、今回はこんな感じで。

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 なんと言ひますか、俳チェンの日の日記は書きにくいですね。結局、昨日の日記みたい...2006年03月18日 14:07