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Text by 小川顕太郎
2006年02月14日(Tue)

iBook G4
etc

 本日、我が家に“iBook G4”が届いた。もう、今使つてゐるiBookが限界なので、とうとう新しく買つたのである。

 さて、パソコンといふものは、買つた・届いたからと言つて、そのまますぐに使へるものではない。色々と設定をしなくてはならない。これが、機械オンチの私としては苦手で苦手で、いつも他の人々、ババさんなどにやつて貰つてゐる。今回もさうしようかなー、と思つてゐたら、トモコが決然と「いや、自分でやるわ!」と言ひだした。そんな……大丈夫?

「大丈夫よ。いつもはパソコン付属の説明書を読んでやるから出来ないのよ。機械についてゐる説明書なんて、何書いてあるか分からないぢやない。だから、ほら、今回は本を買つたのよ。これで完璧!」

 うむ、『iBook G4 パーフェクトガイド』か。確かに、パソコン付属の説明書より100倍は分かりやすさうだ。ここに出てゐる写真の通りにやつていけばいいんだな。しかし…、この写真通りの画面が、何故か出てこないんだよなー、今までのパターンだと。

「まァ、まァ。とにかくやつてみませう」と、トモコはiBook G4を箱から取りだした。そして、真ッ白なパソコンを手に、何かしきりに力んでゐる。うん? なにをしてゐるの?

「あ、あかない…」

 えー! そんな事があるかなァ。…と、私も挑戦してみたのだが、確かに開かない。

『iBook G4 パーフェクトガイド』を見てみると…開け方は書いてゐない! なんて役に立たないパーフェクトガイドなんだ!

 にしても、開かない訳がない。説明書にも開け方が書いてゐない所をみると、どうやら誰も開けるところで引つ掛からないのだらう。をかしい。よし! と覚悟をきめ、渾身の力を込める……と、いふ訳にもいかない。恐くて。よーく、見ると、何か軸のやうなものでロックされてゐるやうだ。といふ事は、どこかにこのロックを外すボタンか何かがあるはずだ。そこでぐるりと周りをよく見てみると、ちやうど反対側にそれらしきものがあつた。これか? と恐る恐るそのボタンを押すと…スウッと、魔法のやうにiBookは開いた。ただし、そのボタンのついてゐる側から。

 反対向きに開けようとしてゐたのかー! それは、あかんわ。…しかし、言ひ訳するやうだが、今まで使つてゐたiBookと、リンゴマークが上下逆さまについてゐるのだ! これは、我々同様間違つて、買つた途端に壊した人が結構ゐるんぢやないか? …え? そんな奴ゐないッて? さうかなー…・。んー、疲れた。それでも、気力を振り絞つて、立ち上げる。と…ホラ! やつぱり、写真と違ふ画面が出てきたぢやないかー!!!

 前途多難です。

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Comments

投稿者 01 : 2006年02月22日 00:51

・・・本当にPC苦手だったんですね(笑)。

投稿者 店主 : 2006年02月22日 17:17

その通りです!!(キッパリ、決然、堂々、天上天下唯我独尊)

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