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Text by 小川顕太郎
2005年11月29日(Tue)

カクコト コクスコト
書・篆刻

 たまにはかういふ日記もいいだらう。明日、いや明後日の日記を書く。明後日12月1日(木)から7日(水)まで、新神戸オリエンタルアベニュー(新神戸オリエンタルホテル地下)のギャラリー田中美術にて「篆刻・書 寺田和仁作品展〈カクコト コクスコト〉」が行はれてゐる。ので、早速その初日に、といふか木曜日しか行けないので結果として初日に、トモコと共に行つてきた。

 地下鉄に乗つて新神戸駅へ。降りてすぐが新神戸オリエンタルホテルなので、そのまま新神戸オリエンタルアベニューのギャラリー田中美術へ向かう。寺田さんがゐた。

 村上三島亡くなりましたねー、などと関係ない話をしながら、並べられた作品を観る。もちろん篆刻作品が一番多いが、書の作品もあり、さらに木俣薫さんとコラボした茶碗なんかも何点か並んでゐる。寺田さんの作品は普段から観てゐる訳だが、やつぱ上手いわー、と感心しながら次々と観て、あ、これいい! と思つた作品はすでに“売約済み”の札が貼つてあつた。うむ、なんとなく納得。茶掛けや年賀状用印など、値段も手頃だし実用的なものも数多くあるので、これはかなり売れるのでは? 私も思はず、年賀状用印を購入しようかと考へたけれど、私がそれを使へば、私の刻した作品と間違はれるかもしれないので思ひ止まつた。やはり、自分で刻さないとダメだらうな、いくら下手でも。

 狭い所だが、色々見たり喋つたりしてゐるうちに、すぐ1時間が経つてしまつた。うむ、やはり篆刻の世界は深い。ッて、あまり関係ない感慨でしたね。

 夜は21時までやつてゐるので、興味のある方は是非行つてみて下さい。寺田さんがゐたら、とても丁寧に作品の解説をしてくれます。私も勉強になりました。ちなみに、最終日は夕方17時までなのでお間違へなく。

Comments

投稿者 ウメドン : 2005年12月03日 14:56

村上先生って亡くならはったんですね!全然知りませんでした。

俺が小さいときに、悪い足を引きずりながら何回か家にこられたことを今でも覚えてます。

投稿者 店主 : 2005年12月04日 15:38

なぜウメドンの家に村上三島が?・・・・・・テルビス・Kの国籍疑惑に続いて謎の多いことだ。また、詳細を教へて下さい。(分かりやすく、400字以内にまとめておいて下さい)

投稿者 ウメドン : 2005年12月04日 20:26

私の父、茂和こと「梅本知聖」はご存知の通り、教師の傍ら書道をしており師範の資格も持っております。

私の父は日本書芸院に所属しておりました。(今も多分しているかも?)私が生まれる昭和55年まで書芸院の理事をしておられたのが、言うまでもなく村上先生です。そう父から聞いております。
後に書芸院の副理事で、今年の日展で内閣総理大臣賞を受賞された杭迫拍樹先生が私の父の師範であります。
そういうことで、生前村上先生や杭迫先生は何度か俺の家に来られました。村上先生は足が悪く車椅子だったように思います。
村上先生よりも杭迫先生の方が印象が強いです。私も父と杭迫先生に書道を習っておりました。

テルビスは中国人でしょう。間違いないかと思われます。

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