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Text by 小川顕太郎
2005年09月17日(Sat)

ROB/TREY SONGZ
音楽

 久しぶりに音楽の事でも書く。最近のヘビロテ盤は、ヒップホップではLIL ROBの『TWELVE EIGHTEEN part1』。チカーノ・ラップだが、前作の『Neighborhood Music』に引き続いてこれまた良い。

 チカーノ特有のオールディーズ感覚溢れるメロウネスは健在で、これにももちろん酔へるのだけれど、今回はG-UNIT風、カニエ・ウエスト風といふ、今の流行りの2大“音”が取り入れられてゐて、これが楽しめるのだ。かういつた流行りの音を臆面もなく取り入れるところがチカーノぽくてまた良いのだけれど、もちろん単に取り入れるだけではなく、うまく自分らなりに消化してゐる。つまり、2の線、チンピラ風。気楽に、気持ちよく、何百回と聴く事ができる快楽盤。フィンガズが大半の曲を手掛けてをり、フィンガズファンにも嬉しい限りである。

 歌モノでは、TREY SONGZの『I GOTTA MAKE IT』。多分今年最大の新人で、現在20歳。確かに、評判通りに素晴らしい。歌も良いのだが、また曲が良くて、これを自分で作つてゐるといふのだから、凄い。今はまだR.ケリーの影響が色濃く見えるけれど、これが次作、あるひは次々作ぐらゐで完全に自己のスタイルを確立したら、なかなか凄いことになるんぢやないだらうか。と思ひながら聴くのもまた楽しい。ソウル色溢れる作品です。

 その他にも、何故かジョン・リー・フッカーの『ザ・グレイト・ジョン・リー・フッカー』を手に入れて、激聴してゐる。素晴らしい。この歳になつて、やつとブルースの良さが分かるやうになつてきた、といふ気がします。昔買つたブルースのレコードを聴き直してみるかな、ロバート・ジョンスンから。

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