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Text by 小川顕太郎
2005年08月04日(Thu)

俳チェン2
俳句

 本日は俳句チェンバーの2回目。前回は手探りの状態での出発であつたが、今回は手探りの状態での2回目であつた。未だ混沌として今後の展開が全く見えない俳句チェンバー。それ故の緊張感で、私は思はずお酒がすすんでしまつて困りました。

 ところでヤマネくんによると、現在密かに若者たちの間で俳句が流行つてゐるといふ。『恋は5・7・5』といふ映画があつたが、あれもさういつた若者たちの俳句ブームを反映して作られたものらしいし、全国高校生俳句大会みたいな感じのものも盛んだといふ。しかし、なァ、それ、ホントに俳句なのかなァ。俳句といふのは“詩”なんだから、全国高校生俳句大会みたいなものとは全く馴染まないはずなんだよね、本来。確かに、いはゆる“月並み俳句”みたいなものが今の世の中ほとんどで、カルチャーセンターでホトトギス系の人に指導を受けたり、飲料会社のやつてゐる催しに投稿したりするのが俳句だと思はれてゐるだらうから仕方ないかもしれないけれど、そんなものは俳句ぢやァないんだよ! …といふ姿勢で俳句チェンバーは行はれてゐるので、混迷の度合ひが激しいのであつた。これからどうなつていくんでせう。

 ちなみに、私の詠んだ句を掲げると

 朝の五時ふと身を焦がす晩夏光

 まァー、こんなんですわー。

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