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 Diary 1999・11月24日(WED.)

オイシン対タケチ

 ゴダールの『メイド・イン・USA』をみなみ会館に観に行く。本日が最終日であるので、3 分程どうしようかと悩んだ末、店をほっぽりだして観に行ったのだった。うん、やはり私の判断は間違っていなかった。これは仕事を放り出してでも観に行く映画だ。あらゆる意味で過渡期の作品だが、そのぶん生々しくて面白かった。個人的にはマリアンヌ・フェイスフルが『アズ・ティアーズ・ゴー・バイ』を歌う場面だけでもうオッケー。素晴らしかったです。

 映画が終わってから大急ぎでオパールに行くと、オイシンが来ている。で、約束の秋刀魚は? というとこれが持ってきてなかったのだ。オイシンいわく「売り切れてたので、代わりに鮭を持ってきた」そうだが、約束を守れなかった事にはかわりがない。まあ、オイシンだから仕方ないか。こんなオイシンなので当然の事ながら何も知らない。なんと驚くべき事に「86 日間世界一周」のどこがおかしいかが分からなかったのだ! 「え〜、でも 86 日あれば世界一周ぐらいできるでしょう」と言い出す始末。これはオイシン対タケチで是非とも「無知対決」をやってもらわなくては。ってそんなもの誰もみたくないか。

 それでもオイシンは「いや、オレ一般常識には自信あるんだけどなあ」としつこく言い募り、隣に座っていたタカハシマキさんもあきれ顔。「異常なのはオパールのほうじゃないですか。だって友達の誰に訊いてもパゾリーニなんて知りませんでしたよ。」一体どういう世界に住んでるんや、オイシン。少なくともそこはデザイナーが住むべき世界ではないぞ。まったく困ったものだ。そうそう、この間パゾリーニと一緒に覚えていったのは何だった? 「覚えてますよ! モンキー・パイソンでしょ。」…こりゃあかんわ。

 今日はチェケヘロさんとシラサワさんも来店してくれ、なにやら管理人と話し込んでいた。みなさん、電脳オパールの次はリアルオパールにお越し下さい。お待ちしております。

小川顕太郎 Original:2000-Nov-26;