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 Diary 1999・12月17日(FRI.)

再取材

「カンサイウォーカー」編集長のクボタ氏が、カメラマンとライターの方を連れて、謝罪& 再取材に来る。レビューでマキさんも取り上げていたように、このたびの「カンサイウォーカー」増刊号「京都の旨い店安い店」が誤りに満ちていたからだ。

 来年の 1 月に出る「カンサイウォーカー」本誌にてその事を謝り、改めて紹介しなおす、ということらしい。前回のファックスのみの取材に対し、今回は 1 時間以上にわたる取材。正直言ってこっちはめんどうくさかったのだが、やはりこういうことはキチンとやっておくほうがよい。だって世の中にはマスコミの情報をそのまま信じる人が多いからねえ。マスコミなんて虚偽と歪曲に満ちてるのにさあ。

 1 時間以上にわたる取材、と書いたが、たかが 1 時間でどれだけのことが分かるのか? とも言えるわけだしね。取材で来るのとお客さんとしてその店を利用するのはやはり違うだろう。もちろんマキさんのように普段から色々なお店に客として通いつめている感心なライターの人達もいるんだけど、それだってマキさんが全ての人の感性を代表しているわけではないんだし。要は読み手の問題だ、とかいう風に私は考えがちなのですが、だからといって雑誌がいいかげんでいいという事にはなりませんね、はい。

 オイシンとアキラさんが来店。アキラさんがクラブ「コラージュ」のホームページをこのたび作ったのだが、我がオパール管理人からダメだしをくらったため、オイシンにホームページの作り方を習おうということらしい。でもなんでオイシンなの? オイシンのホームページも管理人からダメだしをくらっているのに。二人して「これで管理人をギャフンと言わそう!!」と気炎をあげていたが、恐いものしらずですなあ。面白いからいいけど。

「体育会系の人って何でも頑張れば出来ると思っているからヤダ」とアキラさん。体育会系のオイシンは「そうかなあ、オレは何でも頑張れば出来ると思うけどなあ」。それに対して「でも才能とか運とかは、本人がいくら頑張ろうがどうしようもないよ」と極めてまっとうな意見を述べるアキラさん。「いやあ、でも自分が出来ると思ったことは努力すればできるんちゃう」とオイシン。そうかあ、それでオイシンはデザイナーなんて目指しちゃったのね。人間がいかにして道を踏み外していくかの一例。

 マキさん来店。同じくライターのカワタさんとカメラマンの男の人の 3 人だ。カワタさんは某フランス料理店にて「カンサイウォーカー」の再取材に立ち会ってきたそうだ。「カンサイウォーカー」に謝罪させ、訂正記事を載せさせるようにしたのは、実をいうとこの某フランス店の T 氏の力によるところが大きい。T 氏が怒り、抗議を続けたおかげで再掲載ということになったのだ。いや、たいしたもんです。こういう闘いは尊敬に価します。

 で、様子はどうでしたかカワタさん「もう追いつめ方が凄くて…私はあまりのことにいたたまれなくなって、思わず途中で席を外してしまいました。敵にまわすと恐い人だなあと思いました。」なるほど。

 ベッチとオイシンとマチデくんがクルクルまわりたいというので、閉店後、店の床でまわらしてやる。そしてその後はみんなで床掃除。疲れました。でもダンスは楽しい、イエイ。

小川顕太郎 Original:2000-Dec-19;