Diary 2005年3月9日(Wed.)
ダーツ
マツヤマさん来店。熱心に本を読んでゐるので、何かな? と思つてゐると、「くらもちふさこ」であつた!
「いやー、面白いですよ、少女マンガ。もう、人生が変はるね」
さうですか、いや、私も昔は読みましたけどね、少女マンガ。大島弓子とか萩尾望都とか山岸涼子とか坂田靖子とか。くらもちふさこは…読んだことない、かなァー。
『いろはにこんぺいと』とか『いつもポケットにショパン』の人ですね。
「いや、実は阿部和重が凄いくらもちふさこのファンで、それで読んでみたんだけれど、これはまるで阿部和重の世界だね。面白いよー!」
なるほど。
コータローくん来店。この間のダーツ大会はどうだつたの? と尋ねると
「面白かつたですよ。実はダーツの東アジアチャンピオンが遊びに来てゐたんですよ。それでみんな盛り上がつてしまつて、大会自体は朝の6時には終はつたんですけど、その後、9時まで飲んでました」
へー、東アジアチャンピオンが遊びに来てゐたの、凄いやん。
「ええ、背も高くてモデルみたいな奴で、凄く格好いいんですよ。とはいへ、それで食へる訳でもないし、普通の兄ちやんですよ。帰りに犬のウンコ踏んでましたし」
なるほど。やはりダーツみたいなマイナーな世界では、東アジアチャンピオンとはいへ、食へないか。で、コータローくんの成績はどうだつたの?
「はい、えー、みごと全敗の最下位でした! 全敗といふのは珍しい、ボクも初めてです! …やはり仕事でしばらくダーツをやつてゐなかつたこと、試合前にここでビールを何本も飲んでいつたのが敗因ですね」
よし! ぢやあ、もう1本ビールを飲んで、今日もみごとに散つてきてくれ!
「もちろんです!」
小川顕太郎 Original: 2005-Mar-9;