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 Diary 2004・11月3日(Wed.)

ブッシュ再選

 ババさん来店。アメリカ大統領選がどうなつたか御存知ですか? と尋ねると

「あ、ブッシュが勝ちましたよ。割と、圧勝ッぽかッたみたいですよ」と答へてくれた。

 あ、やはり、さうですか。んー、予想通り、ですねー、面白くない。

 私が、ブッシュが勝つかもな、と思ひ始めたのは、「わしズム」12 号に載つた副島隆彦の文章「アメリカ大統領選を予想する」を読んでからだ。ここには、ブッシュが再選するだらう、とハッキリ書いてあつて、その理由も述べられてゐたが、どれも納得できるものばかりであつた。色々と理由はあるのだが、要するに日本の新聞などのマスコミは、民主党寄りのニューヨーク・タイムズやワシントンポストや CNN などをネタ元にしてゐるので、どうしても民主党(ケリー)に有利なやうな情報しか流れてこないが、実際にアメリカに行つてみると事態は随分と違つて、ケリーよりもブッシュの方が遙かに人気がある、といふものだ。確かに、私は新聞は読まないが、総合誌や映画、音楽誌は読むし、さういつたメルマガも読んでゐるのだが、さういつたものも、映画界や音楽界は民主党支持者が多いので、基本的にケリー寄りで、まるでブッシュは全アメリカ国民に嫌はれてゐるかのやうに書かれてゐる。しかし、かういつたのは情報が偏つてゐるのだな、なるほど、と思つて、その後に雑誌などに載る大統領選の記事をよく読んでみると、ブッシュが勝つとしか思へなくなつてきた。二人で行つた公開討論の様子を読んでも、その記事を書いた人はケリーに好意的に書かうとしてゐるのだが、如何にも苦しい。うーむ、悔しいが、これはブッシュが勝つな、と考へてゐたら、案の定であつた。ま、ケリーが勝つてもあまり嬉しくなかつただらうし、このやうな予想をしてゐた事もあつて、ブッシュ再選を聞いても「あ、やつぱり、ふーん」といふ程度の感慨しか湧かなかつたのが実際のところである。オイシンのお父さんも、ブッシュ再選を予想してゐたしな。

「どうせ日本もアメリカの属国なんだから、大統領選に投票させてほしいですよ」とババさん。

 しかし、それでもやはりブッシュは勝つでせう。日本でも、ブッシュのパートナーたる小泉の人気は未だ衰へず、ですから。

 うーん、どうなつていくんでせうか。

小川顕太郎 Original: 2004-Nov-5;