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 Diary 2004・1月31日(SAT.)

ハシモトくんの真実

 ハシモトくん、仕事の後輩である K 頭くんを連れて来店。自分の知られざる一面を、後輩の口を通して語らせ、我々に見直して貰おう、といふ魂胆だ。ハシモトくんに促され、K 頭くんは語り始めた。

「仕事は、キチンとやりはります」

「うんうん、それから?」

「仕事はキチンとやりはるんですけど…休憩時間になつたら、ボクの首締めます」

「な、何言つてるんや! 誤解されるやん! あんなん一回だけやん!」

「でも、痛かつたです」

「ちやう、ちやう! 何か他にあるやろ!」

「他は…スタンガンでうたれます」

「ちやうやん! ちやうやん! あれは、もう、電池が切れかけてる奴やん!」

「でも、腫れましたけど。感電しました」

「ええええィ! もつと! ほら、何か他のこと! 他のこと!」

「うーん、…仕事でボクが車を運転してると…いきなりサイドブレーキをひいたりします」

「ちやうやん! ちやうやん! あれは、ちやんと危なくないやうにやつたやん! …もつと、何か、こころの暖まる話をしてや、誤解されるやん!」

「ええーと、……何か、ありましたッけ?」

「ええ! ……何もなかッたッけ?」

「……」

「……」

 まァ、この二人のことはどうでもよい。本日は T 本さんといふ方から、お土産をいただきました。ちやうど私はその時間にはオパールにゐなくて、お会ひできず残念でした。よつてこの場を借りて、御礼申し上げます。ありがたうございました。

小川顕太郎 Original: 2004-Feb-2;