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 Diary 2004・2月5日(THU.)

ピアス

 大阪まで耳にピアス穴をあけにいく。そもそもなんで大阪までわざわざ行かなくてはならないのか。それは、まァ、大阪に行く理由が欲しかつたから、かな。私もトモコも、昔にピアスの穴は開けて、一時期やつてゐた。が、そのうちしなくなつて、トモコは片方が塞がつてしまつたため、私はもともと片方しか空けてゐなかつたため、それぞれ一カ所づつ開けてもらひ、両耳にピアスをすることにしたのだ。別に、特にピアスがしたかつた訳ではないのだが、ま、私の場合はネタづくりかな。トモコは、久しぶりにピアスをしたくなり、塞がつた穴を開けたかつたやうですが。

 ネタづくり、とは言つたものの、バチン!! と、すぐに終はつてしまう。そんなもんだ。前もさうだつた。世の中には、病院などに行かず、自分で、あるいは友だち同士で開ける人も多い。私が高校生の時、知り合ひの女の子が、針先を熱して消毒し、それを使つて自分で開けてゐた。が、不幸にも膿んで腫れあがつてしまい、それを見てゐた私は、やるなら病院でやらう、と思つたものだ。さういへばタカハシくんも、お兄さんに脅かされ、懇願されて、針を使つてお兄さんの唇や鼻に穴を開けてゐたさうだ。凄く痛がるので、とてもイヤだつたらしい。

 ピアス穴から白い糸が出てゐて、なんだらうと思つて引つ張ると、スウッと視界が暗くなつて失明した。といふのはよく知られた都市伝説だ。この話は無茶苦茶だとしても、耳には色んなツボが集まつてゐるので、不用意に穴を開けると、身体の調子が悪くなる、といふ話はどうだらうか。これも都市伝説かな?それとも迷信か、根拠のある話なのか。

 実はピアッシングをしたお医者さんで、小さな冊子を貰つたのだけれど、そこにこれらに対するコメントが書いてあつた。ツボに関して言へば、かへつてツボが刺激されて良くなるさうだ。昔の船乗りがピアスをしてゐたのは、目のツボを刺激して遠くまで見へるやうにするためだつたと言ふ。ほんまか?白い糸に関して言へば、ピアスの穴の中でこすれて破れた皮か、溜まつた垢が出てきて、それが白い糸に見へる。で、皮がこすれて破れた場合、出血して頭の血がひき、目の前がボーっと白く霞むのださうで、この話がオーバーになつたもの、といふ事らしい。うーん、なんでも説明するもんですなァ。

 ま、ネタになつた。医者に行つて良かつた。

小川顕太郎 Original: 2004-Feb-7;