Diary 2004・12月4日(Sat.)
オイシン来店
オイシン来店。「いやー、店主、お久しぶりです」。おォ、オイシン、久しぶりだな……て感じが全くしないッて! ほんと、よく帰つてくるなァ。で、どうなんだ、岐阜での生活は。
「家と会社の往復、それだけです。家に帰つても、家族で夕飯をとつたらすぐに自室に引き籠もり、本を読んだりして寝ます。あんまり、時間がないですねー、田舎に帰つたからと言つて」
ううむ、さうか。休日は何をしてゐるんだ?
「休日ですか…、まァ、デニーズに行つたり、マンガ喫茶に行つたり、あとは…京都に帰つてきてゐるんですよ! このやうに!」
うーん、なんか、もう一寸ましな過ごし方はないのか。
「ないですよ! 田舎には。日が落ちればもう街は閑散としてゐますからねー。夜に開いてゐるのは、マンガ喫茶とファミレスとスナックぐらゐ。ろくな映画館もないし、やることないですよ」
自然があるんぢやないか? 釣りとか、キノコ狩りとか、山登りとか、そんなのが出来るんぢやないか。
「あー、もともと自然と触れあふのとか嫌いなんですよ」
さうだ、お父さんは囲碁ができるんだらう? ぢやあ、囲碁を教へて貰つてやればいいぢやない。さうすれば、お父さんとコミュニケーションもとれるし、囲碁も覚えられるし、一石二鳥ぢやないか。囲碁は、文人にとつて必須項目だぞ。
「ううーん、囲碁もねー、やつてみたいやうな気はするんですが、ねー…それより、早く実家を出たいです。やつぱ、両親と暮らすのはしんどいです。あー、はよお金を貯めて一人暮らししよ」
と、まァ、相変はらずのオイシンであつた。
本日は雨でした。
小川顕太郎 Original: 2004-Dec-6;