京都三条 カフェ・オパール Cafe Opal:Home

Home > Diary > 04 > 1202
 Diary 2004・12月2日(Thu.)

DESTINY FULFILLED

 世間ではどうやらデスチャが来日してテレビなんかに出たりして、俄にお茶の間の話題になつてゐるやうだけれども、テレビを観ない私にはあまり関係がない。私はひたすらデスチャの新作『DESTINY FULFILLED』を聴くだけだ。いいね、今回のも。いや、素晴らしい。シングルカット出来さうなアップナンバーが1曲しかなく、ひたすらミッド〜スローなナンバーが続くので、一聴した感じは地味だけれど、ブランディーの新作同様、聴けば聴くほど味の出てくるスルメアルバムだ。最近は毎日愛聴してゐる。特に中盤の『IF SHE THE REASON』から『IF』に至る流れが素晴らしく、ジワジワジワァーと官能が滲み出てくる感じ。もう、酔ひまくつてゐます。前作が、『INDEPENDENT WOMEN』や『BOOTYLICIOUS』『SURVIVOR』など、シーンを引ッ張ッていくやうな好アップナンバーが目白押しだつたので、さういふのを期待した向きには肩すかしかもしれない。となれば、セールス的に大丈夫だらうか? などと余計な心配もしてしまう訳だが、本人たちは勝負に出てゐるのだらう。アイドルグループとしてのイメージを払拭し、実力派のボーカルグループへ。私は絶対的に支持します。

 今回のアルバムでは、ミシェルの突出振りが凄いと思ふ。もともと私はボーカリストとしてはミシェルが一番好きで、3人のソロアルバムの中でもミシェルの奴を一番よく聴いてゐたのだが、今回のはチョット凄いよ。ミシェルの嗄れた声が入つてくると、ゾクッと背筋に何かが走る。グラグラに酔つてしまう。あんまりミシェルがイイので、少し心配になるくらゐ。と言ふのも、ミシェルがデスチャを脱退する、といふ噂が駆けめぐつてゐるからだ。あり得なくもない、とか思つてしまう。頼むから、仲良くやつてほしい。今のデスチャは最高なんだから。うーん、せめて、春の来日公演までは無事にやつてくれ。行くからさ、店休んででも。

 あ、終はつた。もう一度、最初から聴くか。

小川顕太郎 Original: 2004-Dec-4;
Amazon.co.jp
関連商品を探す