京都三条 カフェ・オパール Cafe Opal:Home

Home > Diary > 03 > 0905
 Diary 2003・9月5日(FRI.)

オパールの
カウンター組を
代表する

 アキラ 28 来店。明日、心斎橋の方に引つ越すさうだ。明日引つ越すのに、今日オパールなんかに来てゐて大丈夫なのか? 準備は? と問へば、引つ越しはもう 8 回目で慣れてゐるのださうだ。なるほど。私など、荷物が多すぎて、たぶん引つ越しは 1 週間がかりぐらゐになるだらうから、羨ましいかぎりである。引つ越し、といふ言葉を聞くだけで、頭がクラッとなる。

 アキラ 28 同様に、引つ越しはメチャ簡単、といふ T 子さん来店。その T 子さんから聞いた話。お友達のお友達の奥さんが亡くなられたのださうだ。その葬式の席で、夫(つまりお友達のお友達)は泥酔し、無茶苦茶になつてゐたさうなのだけれど、皆はソッとしておいてやらうと、夫を一人残して帰つたのだといふ。翌朝、様子を見に行つてみると、夫は妻の遺体の入つた棺桶の上に突つ伏して、その棺桶は顔の部分だけ開いてゐる仕様になつてゐたやうなのだが、妻の顔の上に自分の顔を重ねるやうにして亡くなってゐたのださうだ。どうやら、遺体が腐らないやうに大量のドライアイスが棺桶には詰めてあつたやうなのだけれど、そのドライアイスから出る二酸化炭素によつて窒息死したやうなのだ。え、えらいこっちゃ。泥酔危険、である。

 タカハシくん来店。タイガースナイトの説明をしてゐる時に、主催者のヤマネくんのことに話が及んだので、「ヤマネくんはオパールのカウンター組を代表する知性派だ」と説明した。十二支の中に酉年があるといふ事実に驚いてゐたタカハシくんは、「へー」と憧憬の眼差しになる(ちなみに私は酉年なので、この世に酉年の存在を知らない日本人がゐた、といふ事実が少しショックだつた)。次に、タカハシくんの隣に座つてゐたベッチを指して、「ベッチはオパールのカウンター組を代表するオシャレさんだ」と説明する。ウラハラ系以外のファッションを知らず、なんでベッチさんはそんなに色々な格好が出来るんですか? と日頃から驚いてゐたタカハシくんは「やはりさうかー」と尊敬の眼差しになる。ここでしばし沈黙。おもむろにタカハシくんは口を開け、「ぢやあ、ボクはオパールのカウンター組を代表する何なんですか?」と問ふ。そ、そんなこと訊くか普通。

 9 月に入つて暑い日が続きます。

小川顕太郎 Original:2003-Sep-6;