Diary 2003・11月6日(THU.)
雑誌
最近はなぜか雑誌に追はれ、本を読むことができない。雑誌は旬のものなので、どうしたつて優先して読むことになる。買つたら、なるべく早く読み終へて、溜まつてゐる本を読みたいのだが、本に行き着く前に新しい雑誌を買つてしまう。前にも書いたやうに、私は別に定期購読してゐる雑誌はないのだが、本屋で面白さうな雑誌があれば、ついつい買つてしまう。ここ一月に買つた雑誌は、「文藝春秋」「新潮 45」「ユリイカ」「考える人」「芸術新潮」「BRUTUS」「bmr」「歴史読本」など。さういへば可能涼介に「早稲田文学」を貰つた。ババさんに貸して貰つた「映画秘宝」や、立ち読みだけで済ましてゐる雑誌を合はせると、一体どれだけの雑誌を一月に読んでゐるのか。なんだか嫌になる。基本的に? 私は自分の中では雑誌は書籍の中に入つてゐない。時間潰し、ぐらゐの感覚なのだが、それによつてホントに時間が潰れてしまい、肝心の(?)書籍を読む時間がないのもどうかと思ふ。ぢやあ、雑誌を読むのを止めればいいのだが、またしても今日は「諸君!」を買つてしまつた。…
トモコが『キル・ビル』を観に行つて、「完璧! これぞ私の観たい映画よ!」と賛嘆の声をあげたので、調子に乗つて二人でワインを 1 本あけた。私は酔ふと活字を追ふのが嫌になり、音楽への渇望が激しくなるので、ひたすらヒップホップを聴き続けた。ビッグ・パンに E-40 にブーヤー・トライブ…何故かデブのラッパーばかり…。
暖かい日が続く。
小川顕太郎 Original:2003-Nov-8;