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 Diary 2003・6月15日(SUN.)

続々と

 私が店に行くと、カウンターに Daisuke さんが座つてゐた。私は面識がないが、後からショウヘイくんに教へて貰ふ。さういへば、バイク雑誌を読んでゐたやうな。雨の日はバイクに乗れないので、オパールに寄つてくれるのだとか。ありがたうございます。まだまだ梅雨は続くやうですよ。

 カズ 16 来店。カウンターにて、ヒップホップの本を読む。ババさん & T 子さん来店。なにやら映画を観て来た模様。ハッサクさん来店。カバーの付いた文庫本を読む。マツヤマさん来店。かなり飲んできた様子である。これでカウンターはほぼ満席。ソファー席の方もほぼ満席で、一時、忙しい時間を過ごす。

 とはいへ、日曜日。22 時前にはみんな帰つてしまひ、店内はガラーンとしてしまつた。最近の日曜日は、ホントひくのが早い。今日はこれで終はりかー、と考へてゐたら、ハシモトくん・マツイさん・ミヤタさんが来店。先日の演歌サバイバーズの労をねぎらひあふ。話は大いに盛り上がり、閉店時間を過ぎる頃、マツイさんは終電がなくなるので帰ることになり、ミヤタさんとハシモトくんが残ることになつたのだが、ハシモトくんは下までマツイさんを送つていくことになつた。ミヤタさんと喋つてゐると、エレベーターが上がつてきて、「お、ハシモトくんが戻つてきたな」と思つてゐたら、扉の中から顕れたのは…「082 !」。マツヤマさんが、ハシモトくんを従へて入つてきたのであつた。

「いやー、帰らうと思つたら、なんか原始人のやうな影が見へたんで、思はずついて来ちやつたよ」

「原始人て! そんなひどい。もうちよつと、なんかイイものをあげて下さいよ」

「ボクはねえ、性分として、こんな謎の生物を目撃したら、帰れないんだよ」

「謎の生物って! 原始人より格が下がつてゐるんとちやいますか。なんか、イイものをあげて下さいよ」

「カメラがあつたら、撮つてそのまま帰つたんだけどなあ。ないし。一緒に来るしかないよ、このツチノコと」

「ツチノコって! なんかイイもの…」

 てな感ぢで、ワイワイやつて、2 時前頃に 3 人は帰つていつた。

 うーん、今日は疲れた。結局、いつもより遅くなつてしまつたなあ、と言ひながら、片付けてゐると、電話がなつた。

「あ、ヤマダとタカハシですけど、まだお客さんって残つてゐますか…」

 いや、お客さんはもうゐないけど…、片付け中だけど…、それでも良かつたら、来る?

 といふ訳で、タカハシくんとヤマダくん来店。サービス業を一日やつた後では、どこかに飲みにいきたくなるんだよね。そのまま、一人暮らしの部屋に帰るのは、あまりに虚しい。その気持ちはよく分かる。なんか、甘いものでも食べる? ケーキなら、出せるよ。コンロは掃除しちやつたけど…。

 日曜日の夜は、続いていく。

小川顕太郎 Original:2003-Jun-17;