お疲れさま
ROMANZA にてカット。髪の毛を短くサッパリとして、新年を迎へやうといふ考へである。カットの間中、マツヤマさんと「トム・クルーズってイイですよねー」と盛り上がつてゐたせゐか、「『マイノリティ・リポート』のトム・クルーズ」風に仕上がる。とはいへ、最近の私は四六時中帽子を被つてゐるので、あまり関係ないのですが。
ところで長きに渡つてマツヤマさんのパートナーとして ROMANZA を支へてきたハルヨちやんが、今年いつぱいで ROMANZA を辞めることとなつた。名残惜しいことである。始めの頃、私がハルヨちやんの事をハナヨちやんと呼んでゐた事が懐かしく思ひ出される。勝手に勘違ひして、良い名前だとみんなに触れ回つてゐたのだ。恥ずかしい。なんにせよ、ハルヨちやん、長い間お疲れさまでしたー。
お疲れさまと言へば、京都の映画文化を約 48 年に渡つて支へてきた美松劇場が、来年の 1 月 16 日をもつて閉館することとなつた。美松劇場といへば、いつ行つても空いてゐる劇場として、ババさんやヤマネくんから絶大な支持のあつた劇場だ。私はもとが京都の人間ぢやないので、美松劇場に対する思ひ入れといふのはないのだが、それでも古き良き、映画館らしい映画館がなくなるのは寂しいやうな気がする。
で、その来年の 1 月 17 日に、美松劇場のフィナーレ上映が行はれるやうなのだ。上映作品は、『リバー・ランズ・スルー・イット』(10 時 50 分より)、『タイタニック』(13 時 30 分より)、『2001 年宇宙の旅』(17 時 30 分より)以上美松劇場 1。『Wの悲劇』(11 時より)『竜馬暗殺』(14 時より)『ラストショー』(17 時より)以上美松劇場 2 にて。ちなみに、『竜馬暗殺』には監督の黒木和雄が舞台挨拶に来るやうである。料金は 800 円均一で完全入替制。お暇な方は、美松劇場にお別れの挨拶に行つてみる、といふのは如何でせうか。
本日は年末の故か、閉店前に突如満席になつてビックリしました。
小川顕太郎 Original:2003-Dec-29;