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 Diary 2002・10月23日(WED.)

キャッシングを
する時は

 ヤマネくん来店。入ってくるなり、「とても残念な話なんです」と切り出す。さきほどヤマネくんは、カードでキャッシング、つまりお金を引き出そうと苦心惨憺している外人カップルに会ったのだそうだ。キャッシングマシーンの画面に出てくる日本語が分からない、と言うので、ヤマネくんはそれを読み、英語に翻訳して伝え、キャッシングの手伝いをしてあげた。ところが、機械はカードを受け付けない。何故だろうとしばし悩むヤマネくんの頭に、ある事が思い出された。それは、日本のキャッシングマシーンは基本的に外国人のカードは受け付けず、受け付けるのはごく限られた機種のみ、で、その機種は京都では京都タワービルの地下にある、という事だ。しかし、いまから京都タワーまで行けというのもなんだし、この事を自分の英語力でどうやって伝えようか! とヤマネくんが頭を抱えていると、他をあたるしもういいよ、といった感じで二人は去っていったのだという。他をあたっても、京都タワービルの地下じゃないとダメなのに。

「ボクはねえ、困っている外人を助けるのが好きなんですよ。それなのに、助けられなかった! ああ、残念だあー」と溜息をつくヤマネくん。さらにこう付け加える。「ケンタロウさんもね、よく覚えておいてくださいよ。京都タワービルの地下ですからね。キャッシングが出来なくて困っている外人がいたら、教えてあげてください。」はい。わかりました。

 ところで 5 周年パーティーだが、ようやく形が見えてきた。悩みに悩んだが、昨日天啓のように私の頭にアイデアがひらめき、一気呵成に台本を書き上げた。私とオイシンの漫才。と、トモコ、ショウヘイ、ユキエによる寸劇の台本。はっはっは。これでオパール側の出し物は、ワダくんオンステージ、漫才(私とオイシン)、寸劇(トモコ、ショウヘイ、ユキエ)と揃い、さらに MC (司会)にババさんを迎える事も決まった。そして多数(?)のゲスト。うーん、見えてきた見えてきた。よし! 明日は練習だ!

小川顕太郎 Original:2002-Oct-24;