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 Diary 2002・10月6日(SUN.)

畦石舎展
祝賀懇親会

 京都ホテル改めオークラホテル地下 1 階中華料理「桃李」にて、小先生読売新聞社賞受賞記念並びに畦石舎展祝賀懇親会が行われる。私も参加したのだが、店の仕事の途中抜けで開始時間ギリギリに到着すると、すでに梅先生が挨拶をしておられ、いきなり恐縮した。実を言うと、私は梅先生を見るのは初めてである。梅先生は小先生の師にあたられる方で、現代日本の篆刻界においてはコバヤシトアン(字が出ないね)と並んで最高峰に位置される方だ。もちろん私はそんな事はなにも知らず、テラダさんに誘われてホイホイ畦石舎に参加したのだが、そのような偉い先生を目の当たりに出来るとは、実にラッキーである。私が自分のラッキーさを噛みしめていると、テラダさんが私の肩をトントンと叩き、「みんなくじ引きをやったし、オガワくんもはよやりや」と、私の席に置いてある赤い紙を指さした。私が何の気無しにその紙をやぶると、なかから白い紙が出てきて、そこには「ラッキー 7」という文字が。おお! ラッキー。

「ええ、それでは引き続きまして、ここで乾杯をしたいと思います。乾杯の音頭は、さきほどのくじ引きで、ラッキー 7 を引き当てられた方にお願いしたいと思います。」

 な、なんじゃそりゃー! このようなお偉い先生方が何人も列席し、他の人々もそれぞれ正装している場で、私のように花柄シャツにパーカーをはおり、チノパン・スニーカーで坊主頭の人間が、何を喋れと言うのか。

「えー、なにがなんやら、さっぱり事態を把握しておりませんが、とにかくカンパーイ!」

 ……ま、このように、無事に宴席は進んでいきました。

 雑誌「Hanako West」の恒例カフェ・グランプリ特集号が発売され、そこのスイーツのコーナーにオパールが掲載されたので、今日はなかなか忙しい。というか、ケーキ類がドンドン出て、売り切れが続出。ユキエさんが必死で次々とケーキを焼いていた。あ、そういえばもうすぐオパールは 5 周年を迎える。えーと、いちおう 10 月 31 日の木曜日に、ささやかなる 5 周年記念パーティーをする予定なので、みなさん是非お越し下さい。

小川顕太郎 Original:2002-Oct-8;