Diary 2002・3月29日(FRI.)
看護婦さんは偉い
昨晩トモコは病院に泊まったのだが、一睡もできなかったという。昨日から一緒になった同室の人が、その人は昨日に手術を受けたのだが、夜中に麻酔が切れてきたのか、「イタイイタイイタイ!」と叫び続け、30 分ごとに点滴の様子を見に看護婦さんが部屋を訪れ、とてもじゃないが寝ていられる状態ではなかったとのことだ。トモコの入院している病院は、お医者さんや看護婦さんは総じて誠実で頑張っている印象なのだが、いかんせん設備、というか建物が悪すぎる。古くさい、陰惨な気配が全体に漂い、部屋は狭くてみすぼらしく、憩える場所というのがない。こういうことこそ、いや「こそ」は言い過ぎかもしれないが、こういうことも凄く大事だと思うのですが。
それとやはり、食事。まあこれは日本の病院ならどこでも同じ様なものなのだろうけれど、とにかく酷い! 酷すぎる。考えられないほど不味いし、栄養もむちゃくちゃ。病気にさせようとしているとしか思えない内容だ。ワダくんが「知り合いに聞いたんですけど、お店では魚をまず刺身として売る。売れ残れば切り身にして売る。さらに売れ残れば煮付けして売って、それでもダメなやつは病院にまわすそうですよ」と言っていたが、こんな都市伝説のような話にも、思わず頷いてしまうような代物なのだ。ババさんも、そのむかし一月ほど入院した時、食事が酷すぎて食べることができず、激ヤセしたそうだ。うーん、なんとかならんのか。
なんだか病院の悪口ばかり書いてしまったが、別にトモコの印象はこれにつきる訳ではない。トモコいわく「看護婦さんって、ほんとーに偉いわ! もう、彼女達の給料をどんどん上げてやってほしい!!」いや、まったく、私もそう思います。
小川顕太郎 Original:2002-Mar-31;