Diary 2002・3月5日（TUE.）
老ける
先日の日記で、私の祖父は昔はしっかりして恐く厳しい人だったのに、このあいだ会ったらもう惚け気味で感無量（？）だ、といった内容の事を書いた。実は後から聞いた所によると、私が祖父と別れて京都に帰った後、祖父は周りの人達に「ケンタロウも老けたなあ」と語っていたそうだ。…がーん、そうだったのか。自分が祖父からそのように思われていたとは衝撃だ。そういえばこのような事もあった。
先日、トモコの病気に関するセカンドオピニオンをもとめるため、父親の知人のお医者さんに紹介状を書いて貰いに行った時、そのお医者さんが「ところで、年はいくつ離れているんですか」と私に聞くので、トモコとの年齢差の事だと思い「三つです」と答えたら、少し意外そうな顔をして「はあ」という返事が返ってきた。あとで紹介状を見たトモコから話を聞いたのだが、紹介状には「この患者さんは私の知人の弟夫人です」と書いてあったらしい。私の父はもう 50 代の後半だが、私は 50 代に見えるのか？ それとも凄く年の離れた兄弟だと思ったのか。もちろん、その可能性はある訳だが、ふつうは親子と思わんか？ 私はそんなに老けているのか。まだ 32 歳なのに。
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可能涼介の友人で、作家の清水博子さんが来店。清水さんは、最近なんかの文学賞を受賞していたはずだが、失念。京都でどこかおいしい店を教えてくれ、と言われたが、教える事ができなかった。京都のおいしい店って、どこだろう？ 喋っていると、東京に住んでいる清水さんの方が、京都の店に詳しい。実はこういう質問って、けっこう受けるのだけれど、いつも困る。うーん、普段から調べておいて、一覧表にでもしてどこかに貼っておこうかしらん。でも、おいしい店ねえ…。
小川顕太郎 Original:2002-Mar-7;