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 Diary 2002・6月19日(WED.)

演歌サバイバーズ前夜

 とうとう明日に「演歌サバイバーズ」は迫ってきたが、まだ何を歌うか決まっていない。いや、正確に言うと迷っているというべきか。実を言うと、小林旭を歌おうと、なんとなく決めていたのだ。それも『ズンドコ節』や『アキラのデカンショ』などの民謡シリーズ。「演歌サバイバーズ」は演歌だけでなく、民謡やムード歌謡も含むので、確かに小林旭の民謡は「マンボ民謡」というだけあってかなりモダンなものだけれど、まあいいか、と一度は考えたものの、ホントにこれを「演歌サバイバーズ」で歌ってよいものだろうか? と、なお迷い続けているという次第だ。

 前回も記したが、演歌は日本のソウル(ミュージック)である、という認識のもとに、「演歌サバイバーズ」は成り立っている。つまりソウルと同じく、60 年代の終わりに、民族の心を歌うポップミュージックとして成立した、という認識だ。だからムード歌謡も「演歌サバイバーズ」では許容されるのだ。しかし、民謡はプレ演歌ともいうべきもので、演歌とは言い難いのではないか? 旭の一連の民謡シリーズも、60 年代初期に発表されている。うーむ、しかし、前回でも民謡や俗謡、浪曲などもオッケーという事になっていたしなあー、うーむ。ま、時間もないことだし、今回は旭の民謡でいくか。まだ 2 回目で、「演歌サバイバーズ」もアイデンティティーが充分固まっていないことだし、敢えてアイデンティティーを問う、という形で旭を歌いますか。うーん、あ、でもそう言えば、今回はバンちゃんが参加するんだった! バンちゃんなら、小林旭にはうるさそうだ。むむむ、バンちゃんの前で旭を歌うなんて、ちょっと無謀な試みか? あー、どうしよう。

「そうやって、何を歌うか悩んでいる時がいちばん楽しいんだよねえ」とマツヤマさん。うーん、そうですか?

小川顕太郎 Original:2002-Jun-21;