Diary 2002・7月20日（SAT.）
ロマンザ
マツヤマさん来店。ロマンザの移転を間近に控え、色々とやらねばならない事、考えねばならない事が山積みで、様々な不安や心配事が渦巻き、なかなか心が落ち着かない日々のようだ。
「とにかくねえ、広いんですよ、新しいところ。広すぎる。いや、今までは、次の店は贅沢な作りにしてやろうと、無駄なスペースをたっぷりとった店にしてやろうと考えていたんだけれど、いざホントになると…、なんでこんな広い所にしちゃったんだろうって、もう、ボクの小さな心臓はキュッと痛むんですよ」と言う。
実は今日はババさんがロマンザで髪の毛をベッカム風（？）のベリーショートにしてきたのだけれど、初めてロマンザを訪れたババさんは「いいところですねえ、移転してしまうのは惜しい」と言う。それを聞いたマツヤマさんは苦笑いしながら、「みんなにそう言われるんですよ」と答える。
「みんなにそう言われて、今更ながら今の店に対する愛着がいや増してきて。もう、今の店舗での最後のお客さんは誰になるんだろう？ とか、その時に泣いてしまうんじゃないだろうか？ とか、色々と考えてしまって…」と、ここでビールをグッと呷り、「ああ、もう、今ならボクは京都に原爆が落ちてもいいよ！ すべてがご破算になってもいい！ それか、そう、人生の曲折を全て乗り切った 70 歳ぐらいに一気になってしまいたいよ。このままでは、ボクの小さな心臓が…」と、胸を押さえて、さらにビールを呷る。
ちなみにロマンザ新店舗は 8 月 22 日から。電話番号は今までと変わらず 075−213−0400 で。カット技術者は、引き続き募集中だそうです。
みなさん、よろしくー。
小川顕太郎 Original:2002-Jul-22;