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 Diary 2002・2月11日(MON.)

ソウルチェンバー前夜

 演歌サバイバーズに備えて、三条商店街の古道具屋に行って演歌のレコードをあさる。あんまりなくて、LP では「歩 ―北島三郎ベスト 20 ―」と「豪華版 森進一のすべて」の 2 枚。シングルは都はるみの『北の宿から』。家に帰ってさっそく聴く。

『北の宿から』は、私が子供の頃に大流行していて、子供達もみな歌っていた曲だ。もちろん、私も歌っていたし、歌詞は覚えていた。しかしそれにしても随分と昔の話だし、私の記憶では「女性の呪いの歌」としてかなりドロドロしたものとしてあったのだが、いま聴きかえしてみると、すごくあっさりしている。なにより都はるみの声が若くてかわいくて、びっくり。どうしたってディープなイメージがあったもので。中上健次とかね。

 サブちゃんは、やっぱり『帰ろかな』かな。もちろん、演歌奉納ライブで行われたソウルバージョンが圧倒的に格好良かったのだけれど、このシングルバージョンもなかなか洒落ていていい。作曲は中村八大、作詞は永六輔。なるほどね。

 そして、実は森進一のかっこよさに、私は打たれたのでした。これは、モダンソウルだあ! うそ。いや、その特に『女のためいき』。これは 66 年のヒット作なのだけれど、めちゃソウルフル! 震えました。よし、これを歌おう! と、思ったのだが、よく考えてみたら、というか考えないでも、これを歌うのは難しい! もともと私は歌なんて歌わないので、どうやればこのように歌えるのか、そもそも音程をはずさずに歌えるのかどうかも怪しい。うーん、そもそも歌って、どうやって歌うものなん? …これは、困った。どないしよ。…うーん、は! そういえば明日は「ソウルチェンバー」やん! まだ、レコードを全く選んでいない。困った。いや、本当に困るのはどのようにして歌うか、いやいや、先にレコードを選んで…。

 困りました。

小川顕太郎 Original:2002-Feb-13;