Diary 2002・2月6日(WED.)
失われた記憶
現在 2 月 9 日土曜日 0 時 10 分。木曜日の晩に大阪から帰ってきて、そのままぶっ倒れてからやっといま意識がはっきりしました。とはいえ、いまだ頭はズキズキと痛むし、朦朧としているといえばしているのでしょうが、なんとか気力を振り絞って、こうやってパソコンの前に座っています。さて、では 6 日水曜日の日記をいざ書かん、と思ったのですが、何も覚えていない! 頭の中がからっぽです。困った。どうしようか。しかし、大丈夫。私には習慣がある。サミーは習慣を軽視していた。忘れてはならない事を常にメモ書きしておくのだ。メモを見てみる。
「水曜日は魔の日だ」
「演歌サバイバーズ決行」
「だいたい 3 月いっぱいか」
「彼の嘘を信じるな」
……分からない。しかし、大丈夫。最も大事な事は、刺青にして身体に書いてあるのだから。シャツを脱いで、身体を見てみる。
「明日は聖徳太子展にトモコを連れて行き、なにか美味しいものを御馳走すること」……。さて。
小川顕太郎 Original:2002-Feb-8;