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今日は早めに起きて家賃をいれに銀行に行くはずだったのだが、起きられず。夕方に起き出して、ROOTS の新作『PHRENOLOGY』を聴きながら朝ご飯（夕飯？）を作る。ブロッコリーとトマトのパスタ。コーヒーを飲み、トモコを仕事に送り出した後に、自分は買い物に出掛けて帰ってきて、風呂に入り、また出掛ける。今度は出勤だ。本屋に寄り、立ち読みをする。雑誌「正論」。パラパラとめくってみたが、今号も買うほどの価値はなし、と判断し、佐藤亜紀の連載だけを読む。久しぶりに雑誌「諸君！」を買う。なんと！ 小林よしのりと副島隆彦の対談が載っているのだ！ これは買わずにおれない。保存版だな。
店は暇だ。最近は週末と平日の差が激しい。平日は、ほんと暇。今日は常連さん達も誰もこない。私は、この暇な時間を使って片付けでもしようと、狭い所でゴソゴソやっていたら、服に引っ掛けてコーヒー豆の入っている筒を倒して下に落としてしまった。かなりの豆が床にぶちまけられる。泣きそうになりながら、それらを捨てる。店ではひたすらヒップホップをかけつづけた。
家に帰り、思うところがあって、ビデオで『上海特急』を観る。北京の街中を走る上海特急のシーンが凄い。牛や鶏が線路上にいて、止まったりする。さすがは北京、一度行ってみたいものだ。でも、これはセットだろうな。どのみち時代が古すぎるけど。それにしても、デートリッヒは美しい。ブラック・イズ・ビューティフル！ な私だが、真っ白なデートリッヒに、ほんと見とれてしまう。なんなんだろうなあ、これは。「アンナ・メイ・ウォンも良い感じよ」とトモコが言う。確かに。やはり映画は古いものに限るか、と、今年は観に行った公開作にことごとく裏切られた私は思う。
深夜にコーヒーを飲みながら、アレサの『YOUNG, GIFTED AND BLACK』を聴く。これは名盤。素晴らしい。気が付けば、朝日が窓から差し込んでいる。明日も銀行には行けないかもしれない。
小川顕太郎 Original:2002-Dec-5;