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 Diary 2002・8月1日(THU.)

演歌サバイバーズ!!!

 演歌サバイバーズ 3 回目。場所は 1 回目とおなじ「シダックス」の和室。メンバーは今までで最大の 17 人。成るか! 演サバの大躍進。伝わるか! 日本の魂(こころ)。21 時過ぎに、いつも通り『まつり』の大合唱で幕をあけた。

 今回のクライマックスは「『炎』タイム」。マツヤマさんの仕切で、我々は 2 チームに分けられ、それぞれ個別にマツヤマさんが考案した振り付け(ダンス?)を指導された。

「じゃあ、『燃えろ燃えろ燃えろ〜』で、こうやって踊ってください」

「ははははははは!」

「で、『炎のように〜』で、手をこうグルッとまわして、みんなでリードボーカル (フクイくん)のあそこを指さす」

「ええー!」

「さあ、次は『アイアイアイライク エンカ』では、こう・・・」

 と、簡単な指導&練習のあと、本番。「ソイヤ! ソイヤ!!」という掛け声にも気合いがみなぎり、冠二郎の『炎』がはじまった。


燃えろ燃えろ燃えろ〜

炎のように〜

アイアイアイライク エンカ

アイアイアイライク エンカ

 ここでみんなの配置を簡単に説明しておくと、まずフクイくんがリードボーカルで、部屋の入り口を背にして立ち、残りの全員はそのフクイくんに向かって座り、熱唱する。で、「燃えろ燃えろ燃えろ〜」ときたら全員で立ち上がって、フクイくんに向かって踊る、という寸法だ。バカバカしい、といえばこれほどバカバカしい光景もないだろうが、そこは演サバ。日本の魂(こころ)を伝える、という事で心をひとつにした仲間達だけがいる密室で、秘密結社めいた親密さが支配する空間。何を、誰に恥じることがあろうか。みんな真剣に歌い、踊った。ところが、途中でハプニングが起きる。なんと闖入者が! お店の人が、注文した飲み物を持って、入り口からはいってきたのだ! お店の人は、入り口を開けた途端に、みんながいっせいに自分に向かって異様な踊りを繰り広げている様子に、ひるんだようだ。しかし、ひるんだのはこちらも同じで、心を許しあった仲間内だからこそ恥を捨てていたのに、関係のない、「世間」がそこに顔を出したのだ。このままではお嫁に行けなくなるかもしれない。みなの動きが鈍くなった。

 が、そこで颯爽と、アニキ(フクイくん)が「ひるむなー!」と絶叫。その一言で自信を回復した我々演歌サバイバーズは、一気に盛り返し、「『炎』のように〜!」と激唱しながら、力強くみんなでアニキの股間を指さしたのであった。……気が付けば、とっくに 0 時を過ぎていた。そこで、これも例の如く『帰ろかな』を唱和してお開き。このように演歌サバイバーズ第 3 回は、圧倒的な盛り上がりを見せて、幕を閉じたのであった。

 帰り道で、突如、雷と大雨に見舞われる。ずぶ濡れ。これは天の神さまが、我々を祝福してくれているのか?それとも、何かに怒っているのか?

 ちなみに私は本日ロマンザで髪の毛を切りました。

小川顕太郎 Original:2002-Aug-2;