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 Diary 2002・4月29日(MON.)

可能から聞いた話

 可能涼介来店。こんな話を聞いた。西部邁には、息子がいるらしいのだが、家庭内の問題で、10 年ほど前に外国にやられた。そこで、料理を勉強し、立派なシェフとなって帰ってきたために、西部邁は大変喜び、息子のために、麻布に高級イタリア料理店を一軒建ててやったそうだ。噂では 1 億 5 千万円かかったらしい。可能はフィールドワークを兼ねて、開店 2 日目にその店に行ったそうなのだが、店頭には大きな花輪が飾ってあり、そこには黒々と、贈った人の名前が墨書してあったそうだ。「中曽根康弘」と。……まあ、当然ですよね。

 可能はその時に、店に居た西部邁に「よろしくお願いします」と頭を下げられ、息子とも喋ったらしいのだが、息子はなかなか面白そうな人だったという。息子は「福田(和也)先生にも、ご予約をいただいております」と言っていたそうなのだが、後日可能が福田和也に会った時にその事を言うと、予約なんかいれていない、あんな店に行く訳がない、と軽く否定されたそうだ。…うーん、ま、街の噂ですね。

 ヤマネ・ブラザーズ来店。弟のチカラくんは、なんと! タイガースファンなのに『ミスター・ルーキー』をまだ観ていないらしく、周りから散々責められる。チカラくんは思わず「自殺したくなるわ」と呟いたのだが、ヤマネ兄から「なんでまだ自殺していないのかが不思議やわ」と言われていた。

 仲良きことは、美しきかな。

小川顕太郎 Original:2002-Apr-31;