Diary 2002・4月11日(THU.)
退院
とうとうトモコの退院日。最初にトモコと来た時は、設備も整っていないし、非人間的なとんでもない所だなあ、と思っていたのだが、さすがに 2 週間以上も通い続け、いざ今日でお別れかと思うと、ちょっとばかり親しみがわく。かといって同室の U さんの勧めるように、もっと居ようとは思わない。U さんは、看護婦さんに「昨夜一晩説得したけど、引き留められなかったわあ」と言っていた。トモコの顔を見ると、なるほど寝不足の顔である。私も、昨夜は仕事があったので、朝一番で病院に行くには寝ている訳にもいかず、寝不足の状態であった。
支払いを済まし、大量の荷物を持って帰宅。退院したとはいっても、まだまだ安静にしている事が肝要で、通院もあるので、オパールに出るのはしばらく先になりそうだ。切れた神経が徐々に復活しつつあるらしく、とても痛がっている。また傷口の化膿を防ぐために、かなり強力な薬を飲まなければならないらしく、身体がダルくて、あまり動けないようだ。ううむ。
退院記念に(?)、買ったままで観ていないビデオの山から 1 本選んで観ることにする。「七つの顔の女」前田陽一監督 69 年松竹。岩下志麻が七変化をする女怪盗を演じ、仲間に緒方拳・西村晃・有島一郎・左とん平を引き連れて、5 億円の奪取を目論む、という話で、そう、日本版・黄金の 7 人、といった映画。オープニングテーマもシャバダバいってるし。それと、実はリンガースが出演している GS 映画でもあるのでした。うーん、なんともはや、予想通りのいい加減な B 級映画で、とーっても楽しめました。
小川顕太郎 Original:2002-Apr-13;