京都三条 カフェ・オパール Cafe Opal:Home

HOME > diary > 01 > 1007
 Diary 2001・10月7日(SUN.)

本日トモコは
お休みです

 RCS のイワサキくん来店。映画の前売りチケットの販売を辞めるという。最近、前売りチケットの売り上げが激しく落ち込み、わざわざチケットを作る経費や手間を考えると採算が合わなくなった、と上層部が判断したかららしい。

 なるほど。確かに、今やレディースデイや映画の日など、前売り券よりも安く入る事のできる日もすっかり定着した感があるし、映画をよく観る人達はたいてい会員などになっているので、前売りを買う必要がない。だいいち、観たい映画の前売り券を買って、その映画のことを心待ちにする、というスタイル自体が廃ってしまった。「**っていう映画の前売り券が 2 枚あるんやけど、今度一緒に観に行かへん?」なんて言って、女の子を誘っている人なんて、今時いるだろうか? うーん、案外いるかも。まあ、という訳で、オパールでのみなみ会館の前売りチケット販売はなくなりました。みなさま御了承下さい。

 ヤマネくん来店。この間の京都映画祭の話をする。ヤマネくんが『狼煙は上海に揚がる』を観た時、戦中にこの映画を満州で観ていて、空襲警報か何かで映画が中断され、そのまま 50 年間ずっと後半を観たいと思い続け、本日やっと観る事ができたと興奮しているお爺さんがいたそうだ。それとか、戦中に京都の松竹座で観た、なつかしかった、というお爺さんもおり、このようなお爺さん達で会場は満員だったという。うーむ、確かに私が観た時も、年齢層は高かった。こういう人達によって阪妻の映画は支えられているのか。でもそれじゃあ、あと 10 年もしたら、支える人がいなくなってしまうよ。それも困りますね。凄く、面白いのに。

 で、そのヤマネくんとババさんと私による『ラッシュアワー 2』鼎談、無事終了。そのうち載ります。乞う御期待?

小川顕太郎 Original:2001-Oct-8;