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 Diary 2001・11月7日(WED.)

寒い・おでん

 すっかり寒くなりましたねえー。オパールでも数日前から暖房をいれています。来店されるお客さん達もみな寒そうに肩をすくめて店に入ってきます。そして「あったかー」と言いながらソファに身を沈めるのですが、その様子から外の寒さが察せられます。注文も、ホットココア、ホットオーレが圧倒的に多くなってきました。

 ババさんは相変わらずのサイクリストスタイルでやってきますが、「寒そうですねー」と言うと、まだまだ走っていると暑い、と答えます。今でもまだ暑いなんて、夏はどうだったんだろう、とかえってそちらが気になりました。

 仕事が終わって、ショウヘイくんとトモコと私の三人で寒い夜道を辿りながら、「おでん」の話をしました。寒くなったら、「おでん」。しかし、実は 3 人とも「おでん」が好きじゃないんですねー、これが。実際のところ、「おでん」のどこがいいんでしょうか。私は特に、あのでっかい蒟蒻と竹輪が許せませんね。好物のはずの大根も、何故か「おでん」で食べると、おいしくない。何故かな? あの汁がダメなのか。かろうじて許せるのは、玉子と‥‥、あ、今はあるのかどうか知りませんが、鯨、ですね。

 そういえば、鯨がアメリカの陰謀によって日本の食卓から消えてから、どれぐらいの時間が経つのでしょうか。鯨が日本の捕鯨によって絶滅の危機にさらされている! といったデマを騒ぎ立て、世界中の鯨学者から「そんなバカな事はない」と明瞭に否定されると、今度は「鯨がかわいそう」という偽善も甚だしい騒ぎかた。自分達も牛や豚を食べているやろが! と突っ込めば、牛や豚は神様が人間の食用として創ったからいいんですって。ははは。な、なめとんなあー。あ、ちょっと怒りで身体があったかくなったかも。

小川顕太郎 Original:2001-Nov-8;