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 Diary 2001・5月24日(THU.)

雨の休日

 一週間ぶりのお休みの日が雨だと、複雑な気持ちになりますね。せっかくの休日が雨で台なし! とも思いますし、雨の日が営業日でなくてよかった(休日が雨でよかった)とも思いますし。なんにせよ雨だと起きる時間が遅くなります。せっかく目が醒めかけても、屋根を打つ雨の規則的な音に誘われて、また眠りの世界へ戻ってしまうんですね。おかげで今日も起きたのは夕方。もうどこにも行けません。でも強引に出かけたんです。

 トモコが百貨店好きなものですから、大丸に行ったんですが、着いたのが閉店 10 分前。エレベーターで上まであがって、下がってきたら、それで時間切れです。

 そのまま四条通りを河原町の方に向かって歩いていると、自転車に乗ったヒロキくんにゆきあいました。こんどまたフットサルだよ、という話をしばらくして別れ、我々はさらに進んで四条河原町を南に下がり、ブーガルーカフェに行きました。

 ブーガルーカフェでは、田園交響楽というお茶を飲んで、店内に流れるジャズをききながら白い洞くつのような地下室でソファに身を任せていると、眠気が襲ってきて、しばし眠ってしまいました。出かけても寝てしまうとは…雨の日というのは恐ろしいものです。店長のアクツさんに「日記に書いてある、店が暇だというのは本当ですか?」と尋ねられたので、「はい、ほんとうです」と渾身の力を込めて答えました。

 ブーガルーカフェを出て、家に向かって、ということは西に向かって歩いていると、トモコがお腹が空いたというので、烏丸あたりでどこか店に入ろうという事になり、ウロウロしていると、自転車に乗ったナエムラさんにゆきあいました。ナエムラさんはものすごい勢いで自転車を飛ばしていたので、我々に気付いて「あー」と叫んでブレーキを踏んだのですが、自転車が止まったのは我々からかなり離れたところでした。そこでお互い声を張り上げて会話をして、別れました。

 マキさんからなかなかおいしいと聞いていたので、新風館の 3 階にある「HU TONG MANDARIN」という中華料理屋に行きました。「CLASSIC MODERN CHINESE RESTAURANT」と銘打っているように、まるで香港あたりにあるような、洋風のオリエンタルな作りの店構え。北京ダックをはじめ、棒状になった餃子や生春巻き、ラムの香草焼き、ベトナム麺フォー、などなど食べきれないほど注文してしまいましたが、どれもおいしく満足。でもやっぱり食べきれず、あまった肉を包んで貰いました。二人で 1 万 1 千円ほど。

 食べ過ぎで苦しいお腹を抱えながら家まで辿り着くと、そのまま寝てしまいました。しばらく寝て、起き、これではあんまりだと、眠い目をこすりながらこの日記を書いているのですが、やはり書き終えたら寝てしまうでしょう。みなさんおやすみなさい。

小川顕太郎 Original:2001-May-26;