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 Diary 2001・6月15日(FRI.)

ユキエ・Y
ザ・ミライクン・ウォーズ

 店に行くとオイシンが「店主〜、BBS から 2 ちゃんねるにいきました〜?」ときいてくる。ああ、あの戦争関係の泣ける話が満載のスレッドだな、ちょっと読んだ。「あれ、泣かせますよね〜。ボクなんか全部読んで泣きまくりましたよ〜。」

 まあね。確か小林よしのりの「戦争論」にも使われていた、特攻隊員達の遺稿が載っていたな。海軍大尉 植村真久命「愛児への便り」。あれは泣かせるんだよねえ。まだ赤ん坊である自分の娘にあてて、その娘が大きくなった時に読めるように書かれてある。追伸がまたいい。引用すると「追伸 素子が生まれた時おもちゃにしてゐた人形は、お父さんが頂いて自分の飛行機にお守りにして居ます。だから素子はお父さんと一緒にゐたわけです。素子が知らずにゐると困りますから教へてあげます。」ここを読むと、どうしてもこの人形がポーだったような気がするんだよ。「そうか! もし店主が特攻隊で死ぬ時は、ポーを連れて行くんですね! …それも泣かせるなあ…。」と言ってオイシンは目を潤ませる。…なんか、恐いぞ。「ボクもねえ、これらを読んだ時は、自分も特攻で死ねる! と思いましたよ。」

 影響されやすいやっちゃなあ。それにしても、このオイシンとの会話をトモコに話すと、「ええー、ポーを連れていかれるのは困る。置いていって。」と言われてしまいました。

 未来探偵ユキエとトモコが、夜遅くに、ともに髪を振り乱し、げっそりとした顔でやってくる。今日は二人で未来くんめぐりの旅に出ていたのだ。トモコは言う。「ユキエさん、凄いわ。もう私、ついていくのが精一杯。」

 アドレナリンを出し尽くした虚脱した表情のユキエさんを見て、ババさんも「う〜ん、ユキエさんも、ほんとうに好きなものを見つけてしまったんだねえ。ユキエ・ディメンテッド・フォエバー」と呟く。この旅では数々の収穫、素晴らしすぎて頭のおかしくなりそうな多数の写真、などがあるのだが、それは近々開始予定(?)の新コーナーにて。日記ではとても伝えきれません。乞う御期待。

小川顕太郎 Original:2001-Jun-16;