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 Diary 2001・1月13日(SAT.)

閉所恐怖症

 トモコが九州土産に買ってきた稚加栄の明太子を使って、めんたいこスパゲティを作って食べる。今まで九州に行った友達からは、よく「ふく屋」とか「ふくさ屋」の明太子を貰っていたが、トモコの九州の親戚に言わせると「あんなのダメ」との事で、「稚加栄」の明太子を買ってきたという訳だ。確かに旨い。変な辛みがなくて、甘みさえ感じる。これを解して、バターをたっぷり絡めたパスタに混ぜて食べる。うまい。で、店に出かける。

 もう気付いている人は気付いていると思うが、最近は日記のネタがないと、食べ物の話を書くようにしている。何故なら、吉田健一が言うように、食べ物の話をしていると人から尊敬されなくて済む、からだ。稲垣足穂も言うように、どこそこの何々がうまい、などと言う奴は、下品で下等な人間なのだ。書くこともないのに書く、というのも下司な行為だろう。でも書かなくては。いや、別に書かなくてもいいんだけれどね。

 ババさんが新しい自転車を買って、乗ってきていた。私は自転車に関しては無知なので分からないが、かなりいいものらしい。ものがよすぎて、止めているのが不安そうだ。いい自転車は盗られたり、いたずらされたりしがちだからね。

 エレベーターを使わずに、非常階段であがってきたお客さんがいた。でもエレベーターに気付かないで、非常階段であがってくるお客さんは結構いるので、気にせずそのまま遇する。ところが、帰りまで非常階段を使おうとするので、こちらにエレベーターがありますよ、と言ったところ、「ぼくは閉所恐怖症ですから」と言われてしまった。そのお客さんは、連れにフランス人がいたのだけれど、そのフランス人が帰り際に「これ」とか言いながら、CD を置いていった。どういう事だ? くれたのか? よく分からないが、掃除の時に聴いてみよう、と言っていたのだけれど、聴くのを忘れた。明日、聴いてみるか。

小川顕太郎 Original:2001-Jan-15;