重信カンパ
オオヤさんが東京でのライブを終えて、帰ってきた。「はい、これお土産です」と言いながら、私にくれたのは一枚の紙。「重信カンパのお願い」と書かれている。オオヤさんは東京でのライブのついでに、ちょうどロフトプラスワンにて行われていた『赤軍― PFLP ・世界戦争宣言』の上映会に行ってきたのだ。この映画は 1971 年に足立正生が中心となり若松プロの製作によって作られたプロパガンダ映画である。昨年行われた「足立正生 全映画上映会」では上映されたが、まあふつうは観ることのできない映画だ。私も観たことがない。で、オオヤさん、どうでした?
「面白かったよ、映画はね。でもそこに集まっているやつらが最悪でさあ、もうイライラして、火炎放射機があったら全部焼き尽くしたかったわ!」
そ、そうですか。えー、それでこの「重信カンパのお願い」という紙だが、これは「重信房子さんと友人になろう会」準備会(支える会改称)という所が配っていたものらしく、要するに重信房子の裁判費用を集めるためのものらしい。確かに、逮捕当初はニュース報道がなされたものの、最近はほとんどされていない(ようだ)。あきらかに情報が遮断されているし、その裏では不当な長期勾留・取り調べ・重刑化がすすめられていることは、容易に想像できる。私は政治的な立場を彼等とは異にするし、支持もしかねる所が多いが、やはり不当な長期勾留・取り調べ・重刑化はいけない。秘密裏にことをすすめようとする態度はいけない。特にそれが〈不正〉なことである可能性が濃厚な時はなおさらだ。私は重信房子の裁判が正しく行われることを希望する。
んで、みなさんの中にも興味を持っている人がいると思われるので、連絡先・カンパ送金先を書いておきます。
- 連絡先
- 救援連絡センター気付。港区新橋 2-8-16 石田ビル 4 階
- TEL
- 03-3591-1301
- カンパ送金先
- 郵便振替・00110-4-613941 名称「オリーブの木」
いやあ、ババさん、どう思いますか?
「うーん、こういうのは情報戦だからねえ、圧倒的に不利なんじゃない」
そ、そうですよね。日本のマスコミって、ほんとに酷いですからねえ。
「もう、最近のテレビの酷さは、凄いですよ! 毎朝 10 分ほどテレビを観るはめになっているんですが、もおおおう、アホすぎて発狂しそう!」
むううう、発狂マシーン・テレビジョン。恐いです。
小川顕太郎 Original:2001-Feb-29;